春先から、特に雨上がりの地面にボコボコ穴が開くようになった。最初は蟻の巣かと思って殺虫剤を噴霧していたが、どうも違うらしい。
どうやらこの穴を作った犯人は、ツチバチという土や木に穴を掘るハチ達のようだ。ハチと言ってもツチバチは、メスだけ毒針を持っているが、性格は大人しく、むやみやたらに人を襲うハチではないらしい。
生活もアシナガバチやスズメバチとは違って集団行動ではなく単独行動。
なので、触ったり捕まえたり刺激しない限りは毒針で刺すこともないし、仲間を呼んで集団で攻撃してくることもない。
餌は、成虫では花の蜜や花粉を食べるが、幼虫はコガネムシ科の幼虫を食べる。
ツチバチの穴を掘る理由は、そこにコガネムシの幼虫がいるから。
コガネムシの幼虫って、普段は土の中に隠れて見つける事ができないが、ツチバチのメスバチは地表すれすれに飛びながらコガネムシの幼虫の地中生息場所を嗅覚を使って探り当てるのだとか。
そして、見つけると地中直角に掘り進み、幼虫の胸部下面に毒針を刺して獲物を麻痺させ、お腹のほぼ中央に卵を1つ産み付けて孵化した幼虫の餌にする。
ということで、ツチバチは人間にとっては無害で、害虫のコガネムシの天敵なので、むしろ益虫といえる。
朝起きるてこの謎の穴を見るとちょっとキモいけれど、全部が巣穴ではなくダミーの穴も作っているので,とりあえず足でならして平らにしておけば問題なさそうだ。
害虫といえば、ベビーリーフにどうしても虫がついてせっかくの葉っぱを食べてしまうので、虫除けネットをつけてみた。
それで今朝から安心して収穫出来るようになった。
最近一番立派に育っているのは、アイコさん。プチなのに、中玉トマトよりも勢いがある。
話は少し変わるが先日、石垣島で手配したスナックパインとパッションフルーツが届いた。
朝からこんなフレッシュな野菜や果物を食すことが出来て幸せだ。
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