昨日の続き。
これが今年最後の忘年会です。
今回は茅ヶ崎に11月にオープンしたばかりのカジュアルなフレンチレストランで。
ママ友の友人で食通の方がランチで伺い大変好評だったということでディナーを予約して伺いました。
トランキリテ 050-5590-3404 神奈川県茅ヶ崎市幸町7-20 ブルースカイ湘南 1-B
初めてなので、シェフのおすすめディナーコースを頂きました。
まずはクラフトビールで乾杯。今年もお世話になりました。わたしはKIRIN SPRING VALLEY のJAZZBERRY、ママ友は、常陸野ネストのゆずラガーを頂きました。
以前クラフトビールに凝っていた時に、SPRING VALLYのクラフトビールをお取り寄せしていたことがありました。通常流通している大手メーカーのピルスナーと比べるとそれぞれの個性があり、ビールなのにワインのようなテイストだったり、女性でも飲みやすいフルーティーなホワイトビールなど、ワンランク上の楽しみ方が出来ます。
さて、まずはアミューズ。こちらは鎌倉野菜のマリネ。わたし的にはさつまいもとごぼうが気に入りました。どれをとってもその野菜独特の深い甘みが感じられます。
前菜は、ホタテのプリンに蟹のむき身が添えられています。口当たりもなめらか、ソースも絶品。これはバゲットにつけて全て余すことなく味わいたい逸品。
今日もお酒が進くんかしら?次はオレンジワイン。
オレンジワインは、原料は白ブドウで、赤ワインと同じプロセスで造られているワインです。白ブドウの果皮中にアントシアニンが含まれていないので、赤色にならず、代わりに黄色系色素が溶出してオレンジに近い色調になります。
このワインは大昔からジョージアで造られていましたが、広く知られていませんでした。それが今になって新しいカテゴリーとして認知されたのには、二つの理由があります。
まずひとつ目の理由としては、通常、白ワインは自然の酸化防止剤であるタンニンを持たないため、赤ワインに比べると亜硫酸(酸化防止剤)が多めに必要。実際にEUの規定でも、白ワインは赤ワインより若干多い亜硫酸を含むことが認められています。
しかし、オレンジワインは赤ワインと同じようにタンニンがあるため、亜硫酸の添加を控えたワイン造りが可能となっているため、添加物の少ない最新のワインとしてナチュラルワインブームに乗り、世間に認知されるようになりました。
もう一つの理由は、フードフレンドリーさ。
オレンジワインの独特な厚みのある味わいは、従来のワインと相性があまり良くない料理ともマッチします。
例えば、辛い香辛料を使ったインド料理や韓国料理は、白ワインでは繊細すぎ、赤ワインでは強い渋味が辛味と喧嘩してしまうので、ワインを合わせることが難しい料理です。しかし、そんな料理と中間のオレンジワインは良く合います。
今回頂いたのは甲州ワインを醸造しているワイナリーで生産されたものです。その色味からブランデーのようなまろやかで厚みのあるテイストでした。うん、これは癖になる美味しさです。
次なる料理は、菊芋のポタージュ、生ハムと菊芋チップス添え。
こちらのオーナーシェフさん、長いこと鎌倉の某有名レストランで研鑽を積まれていたようで、その時にご縁があった鎌倉の生産者さんたちから毎日野菜を仕入れているのだとか。
この菊芋のポタージュからも、美味しいとヘルシーを両立させた熱意が伝わってきました。
魚料理はスズキのソテー
肉料理は、和牛頬肉の赤ワイン煮です。
お魚も肉も箸で食べられるような気軽さが嬉しいです。とくに頬肉は柔らかく、付け合わせのローストされた野菜も絶妙な焼き加減でした。
昼間のタイ料理がまだ少し消化されていないのか、もうお腹が限界に近づいています。さっぱりしたいので、リモンチェッロのソーダ割りと共に。
そして、最後のデザートの盛り合わせもかなりボリュームがありました。
ほうじ茶のクレームブリュレ、柿のアイスクリーム、苺のワイン煮、オレンジのコンポート。
どれもお世辞抜きで美味しかったです。そして、どのお皿もとてもステキなので聞いてみたところ、オーナー自らいろいろな工房を訪れ入手したものだとか。
オーナーシェフ、そして女性スタッフさんも気さくでとても話しやすい方でした。ランチタイムは更にお得なので、今は予約無しでは入れないとのこと。
次回は、アラカルトを頂いてみようかしら。
今年は、最後まで美味しいものにご縁があったようで、例年以上に素晴らしい忘年会になりました。
わーおせち作らなきゃだわ。
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