値上がりが止まらない?!
各方面の値上げが相次いでいる。
まず、ヤマト運輸が宅急便などの運賃を4月3日付けで値上げする。サイズや配送先によって改定率は異なるが、約10%の値上げになる。
たとえば、宅急便・宅急便コンパクトの場合、関東圏内の現金決済は、60サイズは現行930円のところ940円に、80サイズは1150円→1230円、200サイズは2840円→3720円になる。
そして、カルビーは今年6月1日の納品分から「ポテトチップス うすしお味」や「かっぱえびせん」、「じゃがりこ」など84品目を3%から15%値上げすると発表した。
「ポテトチップス うすしお味 60g」や「かっぱえびせん 77g」の想定価格は、現在の150円前後から160円前後に引き上げられ、「じゃがりこ サラダbits」は36gから34gに、「ポテトチップス ピザポテト」は73gから68gに内容量を減らす実質値上げを実施する。
カルビーは去年、「かっぱえびせん」など5回の値上げを実施していて、去年11月以来の値上げとなる。
また日清食品は、6月からカップヌードルやチキンラーメン、どん兵衛などの 商品全体のおよそ8割のおよそ170品目を値上げすると発表した。
日清食品が6月1日の出荷分から値上げするのは「カップヌードル」や「チキンラーメン」・「どん兵衛」などのシリーズで、全体の8割に及ぶおよそ170品目。
こちらは去年6月の改定以来、1年ぶりの値上げでメーカー希望小売価格を10~13%引き上げ。
「カップヌードル」は去年6月の改定で193円から214円に値上げされ、今年6月からは 236円(税抜)になる。「チキンラーメン 5食パック」は去年6月の改定で555円から615円に値上げされたがこの 6月からは680円(税抜)に引き上げとなる。
最近はスナック菓子もカップ麺もほとんど食べることがなくなってきたが、冷静に考えみるとカップヌードル1個の値段がどこかの格安弁当と大差なくなっていることに驚きを禁じ得ない。ここまでくると、これらの商品の存在意義すら揺らぎかねないではないか。
岸田首相が、6日の政府・与党連絡会において荒井前首相秘書官の性的少数者(LGBTなど)や同性婚を巡る差別発言について、「国民に誤解を生じさせたことは遺憾だ。不快な思いをさせてしまった方々におわびを申し上げる」と謝罪したが、こんな低次元な話題の火消しに追われる暇があるなら、もっと国民全体の生活の根幹に関わることについて議論を深めるべきだ。
そして食品の値上げに関しては、以前から問題視されていた自給率の低下に国が何ら対策を講じてこなかったことのツケが一気に噴出してきたともいえる。
スペースジェット、開発中止決定
そして物価だけは上昇するが、相変わらず賃金は上がらない。そして外貨を稼ぐにも開発や技術の現場における競争力の低下が懸念されるような話しか聞こえてこない。
三菱重工業は、凍結中の国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を中止する方針を固めた。2020年10月、「いったん立ち止まる」として量産を凍結していた。開発から約15年がたち、採算性が見込めないと判断したとみられる。
同社は08年3月、三菱リージョナルジェット(MRJ)として開発を始め、15年11月には初飛行を果たした。しかし、就航に必要な「型式証明」の手続きがうまくいかず、計画はたびたび延期していた。米国の飛行試験地拠点を閉鎖するなど開発体制を縮小している。
読売新聞
『モノ作り日本』なんてもう本当に過去の話…モノ作りの現場を軽視してきた代償は余りにも大きすぎる。
せめてわが家は今年も家庭菜園を充実させるべく、せっせとコンポスト堆肥を続けていくしかあるまい。
あとがき
はからずも今、岸田首相の秘書官更迭のニュースから、同性婚についての差別の問題がクローズアップされているが、わたし個人的には認めてもいいのではないかと思っている。
これだけ多様性とか寛容であれとか言われているご時世で…他人に直接迷惑を掛けることでもないのなら、自分の心に正直であることの何がいけないのか。
たまたまわたしの知り合いに同性愛の方はいないけれど、そういう方がいたとしてもそれは全く不思議でも理解し難いことでもないだろう。
むしろ自らそうであるとカミングアウトしたアーティストの作品やその功績をみてもそれはその人の立派な個性でありギフトなのだ。
たとえオフレコであったとしても、それを『隣に住んでいるのも嫌だ』なんて、社会的地位のある人が発言するなど絶対あってはならないことだと思っている。
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