ハイアット リージェンシー 横浜は、西洋の美と日本の伝統美が織り成す『異文化の融合』をテーマに2020年5月、横浜市山下町に誕生した。
ホテルへは、みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約3分。県民ホール入口交差点にある21階建てのモダンな建物が目を引く。
観光スポットとしても人気の山下公園へは徒歩約3分、横浜中華街へは徒歩約5分という好立地で、ホテルステイとともに横浜観光を楽しめる。
館内に入ると、天井高7m以上の吹き抜けのロビーがお出迎え。開放的かつラグジュアリーな雰囲気で、一歩踏み入れただけで非日常の世界に誘われる。
ロビーは一見西洋風に見えるが、横浜がガス灯発祥の地であることから、照明はガス灯をモチーフにしたデザインだったり、麻の葉模様のカーペットが敷かれていたりと、日本的な装飾が随所に施されている。横浜の地からインスピレーションを受けて調香されたオリジナルアロマも心地よく、優美な大人の香りが広がっている。
ロビー奥の「The Union Bar & Lounge」の天井に飾られているのは、クリスタルシャンデリア「ヨコハマムーンライト」。「横浜の月」をイメージしたシャンデリアで、ASFOUR社製のクリスタルガラスが、とても美しく、思わずため息が出てしまう。
今月はわたしの誕生月ということもあり、ママ友とゆっくり飲み明かしたいということで、クラブラウンジアクセス権付きのクラブツインに宿泊することに。
通常チェックインは1階フロントで行うが、宿泊する部屋がクラブルームだったため、3階のリージェンシークラブラウンジへ案内された。リージェンシークラブラウンジは、クラブルームとスイートルームに宿泊する人のみが利用できる専用ラウンジ。
重厚感のあるインテリアやジャズをテーマにしたアートが飾られ、上質を知る大人に似合う書斎のような空間となっている。
優雅にティータイムを楽しみながらチェックインを行えるのも、クラブルーム宿泊者の特権。
この日のウェルカムドリンクは香り豊かなアイスフルーツティー。
その他、ラウンジに並ぶコーヒーや紅茶、ソフトドリンク、焼き菓子などを自由にいただくことができる。熱々出来たての本日のキッシュは出るとすぐ無くなってしまうぐらい人気なので、食べてみたい人は早めのチェックインがお勧め。
ゆっくり寛いでいる間にお部屋の準備が整ったと案内されたので早速部屋に向かってみることに。クラブルームがあるのは17階~19階の高層階クラブフロア。
高級感のあるスタイリッシュなデザインで、シモンズ社のベッドや清潔感のあるリネンがとても心地よい。
そしてこのホテルならではの一番の注目はなんと言っても、全室に設置されている屏風をモチーフとした黄金のヘッドボード。これは、江戸時代に武士が位の高い客人をもてなすために、枕元に屏風を立てたという日本古来の風習が由来となっており、上質なホテルステイを煌びやかに彩っている。
左右には、それぞれ和柄の麻の葉模様と西洋風の柄があしらわれ、ホテルのデザインコンセプト「和洋折衷」を表現している。
この日はあいにくの曇り空だったが、窓の外には氷川丸、ベイブリッジ…銀杏並木などが見え眺望もなかなかのもの。
バスアメニティはカナダのナチュラルボディケアブランドファーマコピアのアルガンオイルコレクション。アロエベラなど植物性成分配合で自然な香り。シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローションが用意されている。
ナイトウェアは着心地の良いグレーのパジャマ。
わたしたちが最も楽しみにしているのが、ラウンジでのイブニングカクテルタイム。この充実度がそのホテルの評価を左右すると言っても過言ではなく、クラブルームに宿泊する醍醐味でもある。ここでは、コールドミールやホットミールなど軽食のほか、お酒などを自由に楽しむことが出来る。
お酒はスパークリングワイン、赤ワイン、白ワイン、ビール、カクテルなど大充実。食事メニューは日替わりで、ホテルレストランクオリティーの味が楽しめる。
今までいろいろなホテルのクラブラウンジを利用してきたが、ここの軽食の充実ぶりには目を見張るものがある。飲むことがメインで、特に女性なら十分ディナーの代わりになりそうなクオリティだ。
このラウンジでは、イブニングカクテルタイムのあと20時までイブニングスイーツタイムが楽しめるだが、調子にのって食べすぎてしまい早々に退散という失態をやらかしてしまったぐらいだ。
このあと、ゆったりとしたバスタブに備えつけのバスソルトを入れて優雅なお風呂タイムを楽しんだ。
もちろんこのまま眠った訳ではないが、ここで語るようなことでもないので、あえて割愛する。
そうそう、ひとつ気になった点と言えば、ラウンジのトイレが男女ひとつずつしか無かったこと。お酒を提供するところだと、必ずトイレに篭ってしまう人がいたりするので、もう少しその辺りの配慮が必要なのでは?と思った。
このあとも旅は続く。
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