うるせぃ家族
実は初日のメインイベント、わたしたちが乗っているリゾートしらかみ2号車内(ボックス席エリア)で由々しき事態がおきていました。
わたしたちは半個室ボックス席の窓側のADの向かい合わせに席を取り万全の体制で望んだ筈でしたが、まさかの隣のボックス席のうるせぃ子連れの家族の騒音に悩まされ続けていました。
こういうことを言うと、子育て世代に冷たいとか、優しくないとか思われてしまうかもですが、普段わが家のほうから都内に通勤している方にしても、極端に常軌を逸した騒ぎ方をする家族連れを見掛けることはほとんどないと思います。それに最悪、どうしても我慢出来なければ車両を移動するという対処法も取れますよね。
ここで再び昨日のスケジュールを確認してみましょう。
わたしたちは、秋田→新青森間を13:57〜19:27、あえて約5時間半もの時間を掛けて日本海の景色を堪能する為の観光列車に乗ったのです。
世間では時折り、撮り鉄と呼ばれるジャンルの鉄オタの迷惑行為が大きく取り上げられることもありますが、基本的にそれはオタの中でも極一部の不心得者というだけで、通常はわたしの友人の鉄子のように普段は物静かで人畜無害な人たちがほとんどだと思うのです。
今回の旅で、リゾートしらかみの前に乗ったいなほ1号のグリーン車内は、わたしを除くほぼ全員がオタで占められていましたが、皆さんそれぞれ自分の世界に入り静かにすごされていました。たまにグループで動いている場合でも極力声のトーンを落とすなどして、他人様へ迷惑を掛けることが無いよう気遣っている方々のほうが多かったです。
それと比べると、リゾートしらかみはファミリーや年配のご夫婦など、必ずしもオタばかりではない構成ではありましたが、それでも、皆さん基本的には、静かに景色を楽しみながら、差し障り無い程度でお弁当や飲み物を取りながら、談笑されている方々ばかりでした。
しかしよりによってこの時、せっかく雨若しくは雪の予報にも関わらず薄日がさすぐらいの天候に恵まれたのに、この三世代の馬◯家族のおそらく未就学児と思しきうるせぃ子供たちの声が延々と車内に響き渡っていました。
あまりの傍若無人ぶりに、最初に鉄子がたまりかね隣にクレームしようかと言ってきたのですが、今のご時世頭のイ◯れた人がいるから何されるか分からないからやめておこうと一旦は止めましたが、2時間ぐらい過ぎたところで、いよいよ堪忍袋の尾が切れたので、車内探訪のついでに靴を履いたタイミングで、そこにいた、おじいちゃんらしき人にひと言
『うるさいんですけど』
と言っちゃいました。
まあ結局、その後もあのガ◯たちは、延々と騒ぎ続け、申し訳程度にその母親が注意するものの新青森まで、その騒々しさは続きました。
ちなみにそのメンバーの誰かの誕生日だったらしく、途中でみんなでお誕生日の歌まで唄って家族全員でヒャッハーしている時間帯もありましたよ。
まあ出来るだけ冷静でいようと思っていたので、結局クレームしたのは、たった一度きりでした。
弘前駅で
さて千畳敷の散策を終え車内に戻り、列車は次の停車駅・弘前に向かいました。
実はここで本日1番のスリリングな瞬間が待ち受けていました。この駅での停車時間は、たったの4分間なのですが、鉄子が2階改札を出た自由通路の販売所で予約したお弁当を引き取ることになっていました。
非鉄オタのわたしにはちょっと考えられない行動なのですが、彼女が大丈夫と言うので、万が一乗り遅れた場合の段取りを確認して、送り出しました。
そして無事にゲットしたのがこれです。
無事にお目当ての夕食をゲットし、列車は新青森に向かいます。本来の終点は、青森駅ですが、わたしたちは、新青森で降りてここからはやぶさ48号に乗り、本日の最終目的地の八戸に向かいました。
やったー。新青森でようやくあの家族ともおさらばです。『もう二度と会いたくない』ってこういう人たちの為にある言葉かもしれない。
何はともあれ、来たよ八戸。
ふぁーおそらくあのファミリーがいなければ、もっと気分的にはのんびり過ごせたに違いないけれど。大きなトラブルもなく、スケジュール通りに進んだことが何よりでしょう。いつもながら友よありがとう。
おっと、今日の夕食のお披露目をしないとですね。
こちらは津軽地方の郷土料理、名産を中心に青森県の味をひとくちづつ24種類集めた、欲張りでワガママなお弁当です。ご飯は4種類入っていて小さいおにぎり一個分くらいはあるので食事としても、お酒のお供にも最適。使用食材も可能な限り県産品が使用されているという逸品です。
本当にひとくちずつなのですが、どれも全部美味しいです。これだけの種類が入っていて全てが美味しいって実はとても凄いことだと思います。そして味付けが、懐石というだけあって普通のお弁当と比べて上品でやさしいのです。
鉄子、前日仕事を終えて帰宅してから荷物を纏めたこともあり、ほとんど眠れなかったらしい。本当にご苦労様でした。
いつもならここからまた晩酌タイムなのですが、明日もそこそこ早く動き出す予定なので、お風呂に入って寝るとしますか。
それにしても、今回の旅、かなり神がかってる気がしないでもない。明日以降もこの調子で行けそうな気がするわ。
ということでまた明日。
おやすみなさい。
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