スポンサーリンク

【ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 2024】レネ稲村ヶ崎 〈後編〉

レネ稲村ヶ崎〈後編〉

オードブルのあと、シェフからお口直しにと、

コースメニューにはない

“梨とベルガモットのジュレ“が振舞われた。

とても嬉しいサプライズであった。

梨とベルガモットのジュレ

ベルガモットといえば、ご存知の方も多いと思うが、紅茶の『アールグレイ』の香りづけにも使われていて、柑橘類特有の爽やかさやほろ苦さに加え、フローラル系の甘みを感じられるのが特徴。

わたし、フレバーティーの中では『アールグレイ』が一番のお気に入り。なのでジュレのノーブルな香りが口から鼻に抜ける感覚がとても心地良い。

ちなみに、アールグレイの 「アール」とは「伯爵」の意味で、かつての英国首相チャールズ・グレイ伯爵がこの紅茶の誕生に関わったことからこの名がついたと言われている。前述の通り、アップルティーやピーチティーと同じく、フレーバーティーに分類され、アイスティーにも、よく使われる。

そして次は、いよいよメインディッシュ🎵

わたしは、相模湾 真鯛のバロンティーヌ

バロティーヌとは、ムースを鶏や魚の身で巻き筒状にしたもので、伝統的なフランス料理のひとつ。このシェフのひと皿は、じゃがいものミルフィーユに真鯛のバロンティーヌと、コリンキーが添えられた一品。

相模湾 真鯛のバロンティーヌ

コリンキーは、かぼちゃの一種で、未熟なうちに収穫して生で食べることができる野菜。

一見すると淡白な真鯛だが、魚介のすり身を巻いて蒸し焼きにすることによって素材の滋味がぎゅっと濃縮される。それとじゃがいものミルフィーユを合わせて食すと更に味に奥行きが感じられる。

見た目以上に大変手の込んだ逸品。ソースの一滴を残すことすら勿体無く感じたので、バゲットをおかわりしてしっかりいただいた。

ママ友は、鴨の柔らかなむね肉 はちみつソース。お互いに少しずつシェアしていただいたが、わたし実はそれほど鴨が得意なほうではないので、真鯛を選んで正解だった。勿論これは好みの問題なので、鴨の火の通り具合が絶妙だったのは言うまでもないし、鴨好きなママ友は大変満足しているようだった。

そして、スイーツ女子には別腹のデザート(о´∀`о)

りんごを薄いパイ生地のようなパトフィーロに包んで焼いて、焼き上がりすぐにカスタードアイスを添え、シェフが自らが、キャラメルソースをたっぷりとかけてくれた。

シェフの故郷…フランス、ノルマンディー地方。
ここは、りんご栽培の盛んに行われる地域。ノルマンディーの景色にあるのは、風のそよぐ草原、のどかな農道、広々と続く空。

りんごの名産に加え、ノルマンディーはフランスきっての酪農王国、そして豊富な魚介類に恵まれた港町として有名である。濃厚なバターや乳製品をはじめ新鮮な食材がすぐ手に入り、素材の良さを引き出す料理や菓子が魅力の土地である。

車窓からの風景

モン・サン・ミシェルの島内のレストランでは、オムレツではなく、シードルと軽いおつまみを食したことが思い出される。本当は名物のプレサレという潮風や海水に浸かった牧草を食べている羊の塩気のあるお肉をいただきたかったのだが、羊さんたちのコンディションが悪くて食べ損なったなんてこともあったけ。

おっと、いかんいかん。また意識がタイムスリップしてしもうた。

シェフが作ってくれたデザートの味は遠いノルマンディーの風を運んできてくれたのかもしれない。

それにしても、この熱々出来立てのりんごスイーツのなんと美味しいこと。こんなにデザートが美味しいと思ったのは初めてかもしれない。スイーツ好きなママ友も痛く感動していた。

そして食事の飲み物とプチフール。

わたしは、丸子紅茶(まりここうちゃ)をチョイス。丸子紅茶の丸子は歌川広重でも有名な東海道五十三次の20番目の宿場町であり、日本の紅茶発祥の地。こちらで生産された伝統の国産紅茶は、環境に配慮した栽培と静岡産まれの技術で製造されている。

プチフール…マロンは安定の美味しさなのはもちろんのこと、個人的にはカシスのパート・ド・フリュイが好みだった。

そして食後酒にシェフの自家製のレモンチェッロ。

きょうさん、イタリア旅行以降、すっかりレモンチェッロ好きになってしまって、ドリンクメニューでこれを見かけるとどうしても飲まずはいられないくらいなのだが、このシェフ特製のレモンチェッロのアルコール度数は半端なかった。テキーラに匹敵するのでは?というぐらい強烈だった。お酒の弱い人は心して飲むべし(^_^;)

でも、きょうさん的には、久しぶりにガツンとくるのを飲んだ気がして大満足だったわ。

ちょっと雑談

ここでこんなこと言っていいのかわからないけれど、なぜか大体の日本人はビールを飲みたがる。けれど、日本で飲まれてるビールってほとんどが、大量生産向きな下面発酵の“ピルスナー“なので、最初の喉ごしはいいけれど、料理と共にいただくのはそれほど向いていない。なので最初の一杯飲んだらもういいかなって思ってしまう。

わたしは、外食する時はシャンパーニュや美味しいカクテルや、焼酎や白州のロックなどを気のおけない友と一緒に静かに語り合いながら飲むのが好み。もしどうしてもビールを飲むのであれば、バーレー(大麦)ワインというワインのようにアルコール度数が高く、フルボディのビールと共に食事を楽しみたい。

そして、元々そんなに食べられないこともあるが、食べ放題とか、コスパ重視とか、話題の行列店とか、騒々しい居酒屋などにも進んで行きたいとは思わない。とにかくもういい大人なのでワイワイがやがやは苦手なのだ。

先日もこんな記事を読んだ。

2020年から始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対して、日本政府は、まだ流行が始まって間もない時期から「パンデミック収束後」の援助についての政策を打ち出しました。 いまとなってはあまりにも時期尚早な政策でしたが、この中心が「GoToトラベル」です。

このキャンペーンは、コロナ禍の自粛によって大打撃を受けた観光業界を支援するために、国民の旅行費用に対して大規模な援助(最大半額支援)を行うというものでした。 この政策ははたして、旅行業界に良い影響を与えるでしょうか。コロナ禍で多くの旅館やホテルは収入が激減し、多くの宿泊事業者が廃業を余儀なくされました。そのため、この政策によって顧客が増加して、旅館・ホテル経営者の救いになったことは事実でしょう。 しかし、これが長い目で見て今後の旅行業界にとって良いことなのかは考える必要があるでしょう。

この補助金は、実質的には国がお金を出した値下げに相当します。なにしろ半額ですので、普段は到底宿泊することができない高価な旅館に宿泊することも可能になったわけです。 高級旅館や高級ホテルの経営者が最初に感じた問題のひとつは、客層の変化でした。

このキャンペーンで来た客は普段の客に比べてマナーが悪く、ドライヤーやバスローブ、ハンガーなどの備品は盗まれる、ミニバーを使用しても申告はしない、大声で騒ぐ、酒に酔って暴れる、子どもが廊下を駆け回る、部屋がひどく汚される、などのトラブルが続出したのです。

また、ちょっとしたことでのクレームや無理な要求、ネットにネガティブな評価を書かれることも増大しました。一時インバウンドの客が増えたときに客質の悪さが指摘されましたが、観光業界では「GoToの客はインバウンドの客よりも悪かった」といわれています。

このような現象が引き起こされた理由はいくつか考えられます。そもそも、ホテルや旅館には、その宿泊施設の「格」にふさわしい人々が宿泊していました。彼らはそれらの宿泊施設に再び宿泊する可能性も高いので、大切に敬意を払って施設を利用していました。

ところが、大幅割引で来た客はその場限りの消費者です。おそらくリピーターになる可能性は少ないでしょう。そのため、彼らは「どうせもう二度と来ないんだから」と傍若無人に振る舞いがちだったのです。また、「せっかく泊まってやった高い宿」に対する要求水準も過度に高く、それゆえ実際に不満も多かったのだと考えられます。

問題は、これらの客と同宿したリピーターの客たち(高単価の旅館ほどリピーターが多いことがわかっています。旅館にとってはもっとも良い顧客です)です。彼らは、このような客に遭遇して「この宿もずいぶん変わったものだ」「前来たときに比べて居心地が悪い」とネガティブな印象を抱いてしまった可能性があります。 これらの客が「値段以外の理由」によって、次からは別の宿に流れてしまった場合、宿は最大のお得意様であるリピーターを失ってしまうことになります。

そして、GoToで来た客の多くはGoToが終わると二度と来ないでしょう。「価格に惹かれてきた客は価格が上がると去る」からです。 興味深いことに、高級旅館や高級ホテルの中にはGoToトラベルに意識的に参加しなかったところもあります。これらの旅館やホテルは、値下げをして一時的に顧客を増やすよりは、値下げをしないでブランド価値、サービス水準を維持することを選んだのです。

Yahoo!Newsより

確かに、巷では何かとインバウンドが〜とか、某国からの旅行者が〜とか言われているが、実はその陰に隠れるように、あるいは便乗するかのような酷いマナーの日本人観光客が以前にも増して目につくようになった。

近頃読んだあるブロガーの旅行記においても、有名観光地に行ってはみたものの、実際に行けなかった場所の画像を公式サイト等から多数引用してみたり、ホテルに入って館内の写真を撮りまくるだけ撮って結局コーヒーの一杯も飲まずに帰ったなんてことを悪びれもせず語り、それに対するコメントもまるで武勇伝のように持て囃すなど…民度の低い様子が伺える。客観的にみて、こういうことを由しとする日本人は、もはやインバウンド以下なんじゃないかとさえ思ってしまう。

なぜなら、先日わたしが娘にご馳走してもらった天ぷら屋さんも、人形町の今半も、半数以上はインバウンドで占められていたけれど、彼らは惜しみなくお金を使っているし、存外物静かで、日本の食文化にも一定の敬意を払ってくれている人のほうが多いので、わたしも娘も友人も嫌な思いをすることはなかった。

まずは隗より始めよではないが、インバウンドをとやかく言う前に、われわれ日本人のほうがむしろ己を顧みたほうがよろしいのでは?と思う今日この頃である。

最後に

今回訪れたレネ稲村ヶ崎さん、本当に何もかも素敵なレストランだった。『また近いうちに行ってみたいね』とママ友と話していたぐらい。その言葉は、どこかのブログのコメント欄と違って、なんら忖度もなく、社交辞令でもなく、本心からのもの。

そう言えば今日、ブログサークルで以前から、『いいね』だけして全く記事を読まないなどマナー違反の方々をブロックさせていただきました。バレなければ、注意されなければ、法を犯さなければなんでもありなんて…わたしは、やっぱりおかしいと思うし、とても醜い行為だと考えます。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

ランキング参加中です。ポチリと応援お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村 主婦日記ブログへにほんブログ村 旅行ブログへ
PVアクセスランキング にほんブログ村
幸せのネタ帳 - にほんブログ村

lifestyle
スポンサーリンク
この記事をシェアする
きょうをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました