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『平野レミ プチトマトたたきつけ』騒動にみる“モンスターを野放しにすること“のメディアの責任

10月14日、NHKで『平野レミの早わざレシピ! 2024秋』が放送され、そのなかでの1シーンがいま話題となっている。

メインは、料理愛好家の平野レミさん。おなじみのハイテンションで、今回はタレントの、みりちゃむさんらゲストともに料理を作っていましたが、プチトマトの皮をむいているとき、思いどおりの形にならない様子で『ダメだよ、これ、ヘタだな、ぜんぜんヘタじゃん』と、スタッフによる下処理に文句。そして『誰よ、これやったのー、やだな、やだなー!』と言いながら、プチトマトを調理台にたたきつけたのです」

共演した安藤佳祐アナウンサーが「レミさん、食べものは大切にしてください、このあと、スタッフでおいしくいただきますので」とフォローするも、平野は聞く耳持たずの状態。自由すぎる動きに、ゲストは困惑するばかりという事態になった。

Yahoo!News

このニュースの3日ほど前にも同番組内で、今後発売される自身の単行本を取りだし「私もこの年になってさ、好きなことやってさ生きてきちゃったの。こういう本出しちゃったの」とPRして、NHKのアナウンサーが大慌てで「レミさん、商品紹介はお止めください」「お控えください」「生放送でお送りしております」と厳しく注意。他の出演者が大笑いしながら「宣伝してました?」と突っ込まれても、平野はとぼけつつ、再び本を取り出す大暴走ぶり。アナウンサーが、さきほどよりキツイ口調で「ああっ、出さないでください。もう出さないで」と注意するというやり取りが生放送の番組内で放送されてしまったことがネットニュースの速報で流されたばかり。

平野さんのファンの方には大変失礼だが、わたし以前から彼女が大の苦手でして、彼女の出る番組など進んで見ようとも思わないし、むしろ彼女が画面に出ると他の番組に替えるかTVを消してしまっていたぐらい。

当然、問題の番組をリアルタイムで見てはいなかったのだが、スマホニュースの速報で2回も取り上げられたとあっては、自身の目でみて判断するべきかと思い、NHKプラスで同番組を観ることにした。

こんなことをすると、なんだきょうさんも話題にのりたいだけなんじゃ?なんて仰る方や、わざわざ観なくても、嫌なら観なければいいんじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれない。

もちろん民放だったら、そうとも言えるのだけど、これってNHKじゃない?当然ながら、わが家ではBS分まで含めて受信料を徴収されているし、いやしくも公共放送たる番組で、特定の人に利益誘導されるようなことはあってはならない訳で、それを確認することは、受信料を払う側からしたら当然の権利だと思っている。

ご存知のように、かつてほどではないにしても、今だにTVの影響力は大きい。そして朝ドラや大河や紅白に出演すれば知名度もうなぎのぼり。それをきっかけにメディアへの露出が一気に増え、国民的スターへの階段を駆け上がっていった有名人や芸能人がどれほどいたことであろうか。

逆にいえば、メディアに登場する人々は、その時点から、一般人とは違って、“公の場における言動には十分注意を払わなければいけない責任を負う“ことになる。

まず、問題なのは平野さんの、この言動。

「私もこの年になってさ、好きなことやってさ生きてきちゃったの。こういう本出しちゃったの」

彼女って今までずっと、家族やスタッフに支えられてのびのびと生きたようだ。だからそれが当たり前になってしまって、“平野レミ“がすることならなんでも許される』と勘違いしているのが見てとれる。

しかし、今でこそ大分緩くなってきてはいるが、昔NHKの歌番組では、“自己宣伝になるから公共放送としてはダメ“という暗黙のルールがあって、山口百恵さんのヒット曲『プレイバックPart2』に出てくる「真紅なポルシェ」は、「真紅なクルマ」で歌われていたなんてこともあった。

過去には、そんな事までダメ出ししてきたNHKが、今になって、平野さんの暴挙に手をこまねいているのってなぜなんだろう。

それは、“平野レミ“という“自由すぎるやりたい放題のモンスター“を面白がって支持する視聴者に阿っているのだろうか。もしそうだとしたら、公共放送としての資格はないと思う。結局、視聴率が大事なのであれば、今すぐ民営化すべき。

そして、もう1点。平野さんは、料理評論家ではなく料理愛好家を名乗っている。実は、わたし彼女の番組をちゃんと観たのこれが初めてかもしれない。一応30年以上主婦やっている視点からみても…作り方も盛り付けも雑で全く食欲をそそられなかった。料理番組を名乗るならスピードで料理を作るのでなく、盛り付けも料理もしっかりとした番組にするべき。食べてる人が美味しいと言っても、全然伝わらないし、正直すごく不味そうだった。

あ?これって、某格安弁当や、某カリスマ主婦が作る料理を『見るからに美味しそうです。素材の新鮮さがよく分かります。食べてみたいです』と絶賛するのと同じ構図だわ(^_^;)

脱線はいかんよー/(^o^)\

平野さんの話に戻る。

わたし、2年ほど前からガーデニングに目覚めて、この夏も家庭菜園でたくさんのミニトマトを収穫した。

平野さん、アシスタントがトマトに入れた切り込みがお気に召さなかったようで、それを調理台に叩きつけて、あげくの果てにボールに投げ入れ、そのあと使用済みの布巾まで放り込んだ。アナウンサーはあとでこれをスタッフで美味しくいただきますとフォローしていたが、使用済みの布巾まで入れたトマトを後で美味しくいただいたとは到底思えない。

これが、もしわが家で作られたトマトだったらと思うと…トマトが可哀想で、平野レミは、“料理愛好家“など名乗るべきではないと思った。そしていくら生放送とは言え、こんな食材にリスペクトのカケラもない人の料理の様子を公共放送で流すなんて、子供の食育にもよくないことだと感じた。

とにかくトマトは何も悪くない。アシスタントの不手際があったのかもしれないが、看板を背負っているのは、平野レミ本人なのだから、トマトにアタる前に、それを素敵にアレンジするのが料理愛好家としての腕の見せどころなんじゃないだろうか。

はっきり言ってわたしは、こんな“料理愛好家“に自分たちが支払った受信料の一部が出演料として支払われ、挙げ句の果てに、公共の電波を彼女の著作の宣伝に利用されることを笑って見過ごせるほどお人好しではない。

いくら多様性の時代と言われようと、こんな暴挙が許されていいなら、法もルールもあって無いようなものではないのか。

今朝はかなり涼しくなってきたが、夏の始めに咲いていたホウセンカが一旦枯れて、そのこぼれ種が再び芽を吹いて見事に咲いている。

そして、これ一体何か分かります?

これは、収穫を終えた芋蔓を短く切って、冬越えさせようとルーツポーチに挿していたら、こんな感じで行燈仕立てに育ってくれたもの。こんな風に植物は、弱くもあるけれど、人が少しだけお手伝いすれば、立派に育ってもくれる。

全ての食材は最初から冷蔵庫に入っているわけでなく、そこに至るまで、様々な人の手を介してそこに在る。いちガーデナーの端くれとして、料理をされる方々は、その食材に敬意を払うべきだと思う。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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