忙しいと時間はあっという間に過ぎていく。ついこの前、良いお年をと言ったばかりなのに、ほんの数日で、あけましておめでとうになって、当たり前のことなのに不思議な気分になっている。
加齢により記憶力も衰えてきているから、少し前のこともすぐ忘れ、その前のことなんて浦島太郎じゃないかってぐらいの感覚になっていたり(さすがにこれは言い過ぎか?)
過労という言葉がある。ほぼ悪い言葉だと捉えられるが、その対義語を考えたことがあるだろうか?
忙しくない?暇?働かない?
これまたマイナスなイメージの言葉しか浮かんでこない。
暇すぎても忙しすぎてもダメなんて、心を平穏に保つのは難しい。
今日はすっかり忘れていたような仕事が突然舞い込んできた。
突然っていうのは大体よろしくない場合が多い。
コンテナピックの依頼をするのに、、、ブッキングNo.を入力しようとしたら見つからない。お客様に問い合わせたら、分からないので船社さんに確認しますとな?
まあとりあえず出来るところだけ進めておこうかとIVやSIのチェックをすると間違いだらけ。どこに地雷が仕込まれているか分からない。
そうこうしてるうちに別なお客さんから車一台キャンセル。その前もパラパラと三台キャンセル。CUTも迫ってるから、キャンセルも面倒なのよ。利益を生み出さないことに労力を使いたくはないわ。
と、心のうちで思うものの、みんなわたしが忙しく働いていると思ってくれるので多少気が楽だったりする。
そんな時間があるのかわからないけれど、社長宛に届いた年賀状チェックも任されている。
こちらから何かありませんか?と言わなくてもどんどん仕事を頼まれるようになったので、精神的にとても楽になってきた。
やればやるほど疑問も見つかってくる。そしてそれをまた先輩に質問して自分なりの理解を深める。そして、私の覚書に一行加えて上書き保存する。
今の仕事、給与や有給の面での不満はある。しかし、仕事は抜群に面白い。
話は変わるがお茶を始めてから、またさらに興味が広がってきたようだ。たとえば、お花だったり、茶碗だったり、書道だったり。
うちに茶室があるわけでもないので、ずっとお茶を続けられるかは分からないけれど、その世界を知ることで確実に視界が広がったことを実感している。
自分にとってはなんでもないようなことが、実はとても恵まれていることだと気づかされたり。
わたしは社内ではただの事務員。しかし、社長や専務の商談の話を聞きながら(もちろん仕事をしながら聞いているのよ)それもまた楽しいラジオ番組を聴いているような気分になっている。
今はまだ何も見えていないけれど、お茶も仕事も、いつかきっとこれからの自分の人生を豊かにしてくれることだけは分かる。
そしてそう思える今という時間に感謝してる。
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