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麒麟は?

今日は「麒麟がくる」の最終回。ネット上でもどんなラストになるのか様々な予想が飛び交い、それを読むだけでかなりわくわくしていた。

待ちきれなくていつもは見逃してしまうBSで見てしまったぐらい。

しかし、まあなんというか、光秀の謀反がこんなにあからさまな状況で、あの猜疑心の強い信長が本能寺に出向くのも不思議だし、親しい間柄だったはずの細川藤孝がいつのまにか秀吉と通じていて、いち早く彼に危険を知らせるという展開もまた若干唐突な気がした。

そしてみんなあんなによってたかって光秀を煽っておきながら一旦ことが起これば、静観を決め込む。ドラマだけみていると生真面目な光秀をみんなで追い込んで、最後は思いっきり梯子を外したようにしか見えない。

もちろんいい場面もあった。

本能寺での信長の大立ち回り。小柄な染谷信長がとても大きくみえた。途中拗らせまくった時期もあったが、最後はカッコいい信長で締め括ってくれ、さすがと思わせるものがあった。ただ敦盛があってもよかったかな。

しかし、今回の大河ドラマにおける主人公はあくまでも明智光秀である。本能寺も門前で佇むんで状況を見守るだけ。信長の遺体も探せず仕舞い。その後山崎の合戦の敗北に至ってはナレーションだけで。最悪これで終わるならまだよかったのに、、、またもや例の架空の人物たちに尺を取るっていうのもなんだかすっきりしない。

元々光秀に関しては謎の部分が多いのだから、あんな架空の人物にドラマの締めを委ねるくらいなら、荒唐無稽な都市伝説をでっち上げたほうがよほどマシだったのではないか。

結局麒麟はきたの?っていう最大のテーマも尻すぼみで終わり、、、歴代大河の中でもまれに見る影の薄い主人公だったという印象だけが残ってしまった。

前作のいだてんが不評だったこともあり、相対的には良かったという評価になるのかもしれないが、信長、秀吉、家康という、、、歴史上最も面白い3人が揃い踏みしたドラマとしては、今回もまたキャラの無駄遣いだったのかしら?なんて些か残念な結末であった。

それに引き換え、今日の日曜劇場も面白かったのがまあ救いか。

明日からまた新しい1週間が始まる。途中祝日も入ってくるので平穏に過ごせることを願うばかりである。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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