乗船客のいのちと安全を守るべき船長をはじめとする乗組員の待遇があまりにも悪すぎた。
『KAZUI』の運航会社を知る人によりますと、2~3年前に社長が代わり、社員にも変化があったといいます。
運航会社を知る人:「一流のベテランばっかり4~5人いた。船長も責任者が4~5人いた。それを(社長が)全員解雇した。経験のあるものは給料が月30~35万になる。でも全員解雇してバイトを集めれば、15万か20万で頼める」
船もメンテナンスしなければ安いではないかということで、毎年行っていたメンテを3年実施しなかった。
運行時期を早めて悪天候でも出港して、お客を独占していた。
テレ朝NEWS
今回の海難事故は社長の責任が問われるのはもちろんのこと、この運行会社を監督指導する立場の行政や監督官庁のあり方にも大いに憤りを禁じ得ない。
このような実情にもっと早くメスが入れられていたなら、今回のような痛ましい事故は決して起きなかったであろう。
本来失われるべきでない命が奪われ、、、3歳の孫の亡き骸を目の前にした祖父母の悲しみと言ったら、同じぐらいの孫を持つ身からしても本当にやりきれない思いがする。
同時にこんな事態を起こした背景には、いまさまざまな場面で問題になっているエッセンシャルワーカーに対する金銭的、精神的に過度な負担を強いる国や社会のあり方だ。
特に民間企業ともなれば利益も追求しなければやっていけないのだから、そのサービスを受ける側のわたしたちにしても、過剰な期待や安さを求めてはならない。
みなそれぞれに社会の一員として、上も下もなく、憲法で謳われている『健康で文化的な最低限の生活を営む権利』を有しているのだから、その仕事に対しての労力や責任の重さに比例した対価が支払われるのは当然のことなのである。
そして今回はからずも悲しい事故として発覚してしまったこの出来事はいま日本全体を巣食う大きな病巣のほんの氷山の一角にすぎず、、、新しいビジネスを開拓して売上を上げるのではなく人件費やコストを削って利益を確保しようとするこの国が衰退した原因そのものにも映る。
荒々しい自然もあれば、その自らの強い生命力で育っていく自然もある。
ひと雨降れば、芽かきをした某じゃがいもさんはぐんぐん伸びる。
そして雨上がりの地面には、おそらく蟻が作ったと思われる、、、こんな小さな土の盛り上がりが庭のところどころに出来ている。
プチトマトのアイコさんもとうとう最初の花を咲かせた。
そして今日は4人のスナップえんどうさん?
そして今日もまたゴーヤさまはたくさんのツルを伸ばして楽しそうに踊っている。
こちらは熟成期間中のトートバッグコンポスト1号さま。とてもふかふかな堆肥になる予感がする。
そして今朝は、昨日友人から届けられた彼女の旦那さんが釣ったという、、、とても立派な鯵を塩焼きにして食した。昨日の夜は三枚に下ろしてお刺身にして食べたが、身がぷりぷりしてとても美味しかった。
付け合わせに桃寿という名のカブをオリーブの糠床に漬けたものを。
そしてまたこの鯵の残った頭や骨たちはコンポストさんの食べ物になる。
生きとし生けるもの総て、それぞれが支え合い、時には自分のいのちを分け与え、共存しているのだと感じる今日この頃。
新緑の季節のかをり目に沁みて誰かのこえに振り向いたふり
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