13日(日)に最終回を迎える真犯人フラグで主演をつとめている西島秀俊さんが、日本アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。
原作は村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」収蔵の同名小説。舞台俳優で演出家の主人公・家福(西島)が妻を亡くしてから2年後、広島の演劇祭に参加。寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦透子)と出会い、自身の悲しみを見つめ直す姿を描いた。
初の優秀主演男優賞で一気に最優秀賞に輝いた西島さんは「世界が混乱して人とのつながりが切れている中、東日本大震災から11年という中で、魂の再生の物語が賞を頂けたことは何か大きな意味があるのではないかと思う」と感激の面持ち。「日本映画のために、これからも身をささげます」と力強く語った。
西島さんは、わたしの母校の後輩。学部こそ違うが同じキャンパス内ですれ違っていたかもなんて想像して勝手に親近感を抱いていたなんてこともあり、本家のアカデミー賞の発表も俄然楽しみになってきた。
受賞式で西島さんがコメントしていたが、今日は3月11日で震災から11年という忘れようにも忘れられない日だ。
わたしも高校まで福島に住んでいたので地元の親戚や友人たちも大勢被災している。
ただ11年という時間の経過とともに、風化させてはいけないという思いより、どんなに辛い思いをしたとしても生きていさえすれば時が解決してくれるという思いが強くなってきている。
そして、今一番の懸案はウクライナ情勢。かの国でも原発の電源が落ちているという情報を聞くたびに、福島の原発で起きたあの悪夢のような出来事を思い出してしまう。
どうか一日も早く平和が訪れることを願うばかりだ。
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