このところまた渡部建の話題が世間の注目を集めている。
個人的にはいつも、誰かの不祥事の度に謝罪会見はいらないんじゃと思っている。
今回彼が迷惑を掛けたのも、家族や相方や事務所やスポンサーや仕事仲間だと思うから、本当は必要ないんじゃないかなって。
しかし、仕事復帰する前提に立てば、ある一定のけじめをつけるという意味では致し方ないとも思う。そしてもし会見するなら問題が発覚した時点でなるべく早く謝罪すれば良かったのにと思っていた。
実際今年も様々なニュースがあり、わたしも、世の中のほとんどの人が彼のことなんて忘れかけていたのではないだろうか。
しかし、ここにきて、年末の『ガキ使』で復帰かという情報が出て動いたから、タイミングが悪かった。
ここ10年ぐらい紅白の裏番組ではダントツの注目を集めているガキ使。過去にも、アパ不倫や、4WD不倫などで話題になった俳優さんたちが登場し、恥も外聞もかなぐり捨て、自虐ネタを披露し、笑いと共に禊を済ませてきた。
主婦の大晦日はなかなか忙しくガキ使もなかなか通しで見ることはなかったけれど、休憩の合間にみて笑ってホッとすることが多かった。
人はなぜ年末年始にお笑い番組を見たくなるかといえば、今年もいろいろあったけれど、新年からはもっとたくさん笑えるよねと思いたいからではないか。
わたしが気になったのは、渡部が心から反省してるとかそういうことではない。
彼はあの会見で、お笑い芸人として、世間がどんなに呆れようとも笑いを取りにいくぐらいの芸人魂を見せられなかったことが一番残念だったと思う。
誰も彼を面白いと思えないなら、彼はお笑い芸人として失格だ。もちろん司会者でもないし、自ら料理をする訳でもなく、、、それじゃあどこに彼の存在意義があるのか分からないではないか。
今はレポーターたちの陰湿な質問にも非難が向かっているが、犯罪を犯したわけでもないのだから、芸人渡部には、素直に非を認めたら、あとはその場を和ませるような切り返しを見せてほしかった。
あの会見をみてほとんどの人がそう感じたのではないだろうか。
あんな憔悴しきったアラフィフの冴えないおっさんを誰が見たいと思う?
せっかくテレビをみて気を紛らわせたくても、笑えないなら見たくない。
渡部がもし本当に芸人として復帰したいなら今迄のプライドも何もかも捨てて、捨て身で笑いを取るぐらいの根性を見せる以外方法はないのではないだろうか。
そしたら、きっと自然にみんなが笑える時がくると思うわ。
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