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こんなのあり?

こんなのあり?

れいわ新選組は16日、同党の水道橋博士参院議員の議員辞職に伴い、残りの任期を昨年7月の参院選比例選で落選した5人が交代で務めると発表した。

水道橋氏は同日、尾辻参院議長に議員辞職願を提出し、許可された。初当選後、うつ病と診断され、療養を続けていた。山本代表は記者会見で「実験的な試み」として、繰り上げ当選した議員が1年ごとに議員辞職を繰り返し、残る約5年の任期を5人で回す案を示した。

公職選挙法では、比例選選出議員が辞職した場合、所属政党の比例名簿の次点が繰り上げ当選となる。今回は元参院議員・大島九州男氏が対象だが、山本氏は「れいわローテーション」と名付け、得票順に長谷川羽衣子(ういこ)、辻恵、蓮池透、依田花蓮の各氏が交代すると説明した。

立憲民主党の安住淳国会対策委員長は記者団に「国会議員という身分は重い。1年ごとに代えるのは違和感がある」と疑問を呈した。自民党幹部も「制度の悪用で、道義的に問題がある」と批判した。日大の岩井奉信名誉教授(政治学)は「単なる『落選者救済』で、有権者の納得は得られない」と指摘した。

読売新聞オンライン

2022年7月の初当選後、一度も国会に登院していないガーシー議員といい、今回のれいわ新選組のローテーション問題といい、こういった議員制度の悪用が見過ごされていいのだろうか?

あまりにもふざけすぎだろう。

これまでも何の実績もない知名度だけのタレント議員が多数誕生しているが、そもそもこういう軽さがまかり通ってしまっているから、目立った者勝ちな風潮がより増幅されてしまうのだ。

われわれ国民は国会議員がどれほどの特権を持ち、優遇されているかもっときちんと知るべきだと思う。

国会議員の特権や優遇されている点

国会議員には、その活動が政府の不当な介入などで妨害されないよう、憲法で保障された3つの特権がある。

不逮捕特権

これは、議員は国会会期中は逮捕されないこと、また会期前に逮捕されても、議員が所属する議院が要求すれば、会期中は釈放されるというもの。ただし、会期中でも現行犯の場合や議院の許諾があれば逮捕できる。

免責特権

この特権により、国会議員は議院外では、議院でのスピーチ、討論、表決に関しての責任を問われない。

歳費などを受ける権利

歳費(給与)などの議員報酬は、議員活動を可能にする経済的基盤なので、国会議員は、国から歳費を受ける権利があると定められている。


これらの特権の他にもさまざまな点で優遇されている。

さまざまな優遇措置
*文書通信交通滞在費

公的文書の発送費や交通費などの名目で年間1200万円の文書通信交通滞在費が与えられます。滞在費も都内の一等地に議員宿舎が用意されており、月数万円の家賃で住むことができます。

*立法事務費

立法に関する調査研究のための費用で、会派に所属する国会議員は月額65万円支給されます。

*雑費

議会内で役員や特別委員長、会長などを務めた議員が受け取れる費用で、日額6,000円を上限として支給されます。

*特殊乗車券、航空券

交通費については、ほぼ全線無料で乗れる「JRパス」と「航空券引換証」も支給されます。
航空券引換証が支給され、議員の地元と東京の往復航空券が最大で月4回分無料になります。

*秘書の給与

公設議員秘書3人分の人件費、年間約2500万円も国が負担します。

*海外視察

議員によっては海外視察も公費で賄うことができます。
飛行機はファーストクラスで、旅費は一人あたり185万円、総額約2億1000万円まで賄うことができます。

これらは全てわれわれ国民の税金から賄われているのだ。

これだけの特権や優遇を受けるに値する仕事をしている議員がどれだけいるのだろうか?

政党やそこに所属する議員の方々には、もっと自らの責任の重さを感じて頂きたいものだ。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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