急激な円安だ。わたしはFXをやっていないので直接的には関係がないけれど持ち株がドル建ての米国株なので株安が相殺されるぐらいのレベルで驚いている。
さてどうして株安かといえば、以前から取り沙汰されている恒大の問題が実は何も解決していないということと、アメリカの景気後退懸念、原油高など不安材料が山積みだから。
寄りはいい感じで上げていたのに起きたらまさかの大幅下落。
GOOGLも下げたがそれほど酷くもなく多少含み益が減った程度。でもこういう茹でガエルみたいな相場ってあまり心地いいものではない。
ところで社長と面談してから表面上は何事もなかったように仕事をしている。
現場専務が全く仕事をしていないのは今に始まったことではないが、ここにきて部長も案外いい加減な人だということが分かってきた。
結局何も決められなくて、上の人を動かすほどの説得力もない。今まで仕事が回ってきたのが不思議なくらいだ。
我が社は自前でシステムを持っていない。土地を借りていた会社のシステムを転用して使わせてもらっていたのだ。
しかしもうその会社が無くなり、別な会社が入ってきている段階で責任者が「俺、そういうこと知らないから」の一点張りで何も策を講じようとしないのだ。
部長は大口顧客が新たに作ろうとしているシステムをあてにしているようだが、そのデータベースを入力しているのがわたしの先輩。
最近彼女は半分くらいそちらに注力して、自分の通常業務は上の空。
はっきりいってこういうことって、やるならやるで部長を中心にきちんとミーティングをして今後の流れや割り振りを示すようなことなのではないか。
おそらく先輩は完全にわたしをアテにして、自分は新しいシステムを作るほうに専念すればいいぐらいに思っている。
でもそんななあなあな雰囲気で仕事をぶん投げられても困るし責任も取れない。
そんなことを考えたら、果たしてわたしは来月末で辞めることが出来るか不安になってきたので、定時上がりに人事担当専務に電話してみた。いわばダメ押しのようなもの。
こちらの専務はわたしの気持ちを理解してくれていて、来月末で会社都合退職で大丈夫と言ってくださった。
さて今後はいつのタイミングで先輩たちに退職を切り出すかだと思う。
部長は今週は忙しいので、来週になったら動くと仰せだったのでとりあえずそこまでは何も言わないほうがいいかしらと思っている。
はあ。我が家は一応これても個人事業主で、何かコトが起きれば即死活問題という危機感を持っている。
しかしこの会社の上の人たちにはそういった危機感や緊張感が全く感じられない。
結局わたしがこの会社を辞めたい理由の根本は此処なんだろう。
もう後戻り出来ない段階にならないと気づかないなんて、、、こういう人たちが本当に救いようがない人たちなんだろうなと思った。
さてここでダメ押しについてのトリビア。
駄目押しとは、もともとは囲碁用語のひとつである。
囲碁の終局後に、どちらの陣地にもならない領域をダメと言い、念のため、ダメを埋めて地を分かりやすくするために石を置くことを駄目押しという。
ここから派生して、既に勝負が決まっている時に、さらに勝負を確実にするために念を押すことを駄目押しというようになったのだそう。
ちなみにわたし自身は囲碁のルールはほとんど知らないけれど、身内になかなかの打ち手がいるので、たまたまこの話を知っていたのである。
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