息子の彼女のはなし

息子の彼女は、とても素敵な人だ。今どきのお嬢さんにしてはとても控え目で、地に足がついているというか、まだ親御さんにお会いしたことはないけれど、お嬢さんを見れば彼女がとても良いご家庭で育てられたということがよく分かる。

そういう意味でわが家の子どもたちはどうかな？と考えてみると、正直あまり自信がないが、それでも長女も結婚して子供にも恵まれ、旦那さんもとても子育てに協力的な人なのでいい人に出会えたのではと思っている。

息子の彼女は、料理上手でしかも無駄なものは一切買わない。元々が器用なようで、お裁縫も得意らしい。大学では、息子より成績も良くて（恥ずかしい話）、なかなか適性がないと難しい電子顕微鏡を使った遺伝子組み換えの実験等でも担当教授からお墨付きを貰うぐらいのレベルだったとか。

しかしわたしがCOSTCOで買い出ししてきた時の対応も感じが良くて、全く偉ぶったところがない。わたしの友人も、また4人で食事行きたいねというぐらい口数が少ない中にもしっかりとした芯がある本当に息子にはもったいないぐらいな、、、おそらく息子は彼女を手放すようなことがあったら一生後悔するぐらいの女性だ。

最近は、親の顔が見てみたいなんて昭和生まれのわたしからすると理解に苦しむ人を見かける一方で、しっかりしたご家庭で育てられた人が身近にいることの幸せを感じている。

先日、COSTCOに行った時に、サーモンとアボガドをお裾分けしたのだが、それもしっかり使ってInstagramにその料理をアップしてくれていた。

多分、トマトもうちの菜園で採れたものを使ってくれている。

料理ひとつひとつを取ってみればそれほど難しいものではないが、仕上がりがとても美しい。まるでどこかのレストランで出されたメインと言っても通る出来映えだ。

彼女のところに行ったサーモンもアボカドもトマトもきっとお喜びに違いない。この一枚の写真だけ見ても彼女の人となりが伝わってくる。

さて、長女と長男はいいとして、、、残りの次女はどうなることやら。いまは若干それが心配なくらいなので、配偶者には恵まれたとは言い難いけれど、子どもには恵まれているかしら？なんて思っている。とてもありがたいことだ。