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To be or, not to be II

このところずっと仕事を辞めたいと思っていて、計画通りだと来月9月末に退職届けを提出しようと目論んでいた。

しかしここにきていろいろと予想外の出来事が起きているので予定を変更するべきかどうか迷っている。

わたしにとって予想外だったのは、、、”おそらく閉経して貧血の心配が遠のいたこと”と”コロナ禍が年内どころかもう少し長引きそうだということ”だ。

去年の7月に同タイトルで悩む心情を描いていた。しかし題名は同じでも中身は全く違う。あの時は絶望の真っ只中で、今そんなわたしはどこにもいない。

20で出産、育児が始まり自営業の夫の仕事を手伝いながら姑と同居して3人の子供を育てた。そんな平凡なわたしがパートではなくフルタイムで働き始めてからもうすぐ1年になろうとしている。

貿易用語など何も知らない状態で、いきなり専門用語を使い、時に拙い英文のe-mailを書き、お客さんに書類や写真を送ったり、現場の怖い人に怒鳴りつけられたり、バカにされながらもなんとかやってきた。

まだまだ知らないことは山ほどあるが、最初に与えられたExcelの書類もどんどん使いやすく改良していき、結果自分が作れる範疇の書類のミスは先輩たちよりも少なくなっていった。

しかし、もともと会社につがみつくつもりはさらさら無かったこともあり、旧態依然としたこの会社にいても仕方がないと思うようになった。

なので一旦会社を辞め、失業保険を貰いながら職業訓練校でプログラミングを勉強しようかしらなんて考え始めた。

もちろんそこで得た知識で次の職探しが出来るなんて思ってはいないが、新しい世界に飛び込むときのなんとも清々しい緊張感が好きな自分がいる。


だが今、、、基礎疾患を駆使してまでワクチンを接種してみたものの感染者の増加は止まるどころか、ワクチンの安全性にまで疑問符がつくような事態になってしまった。

あと何度ワクチンを接種すれば安心・安全と言えるのかなんて誰にも分からないだろう。

果たして気楽に海外に旅行出来る時なんて戻ってくるのだろうか。

今、ここで仕事を辞めて職業訓練校に通うとしても、新しい場所に出向くことで感染リスクも高まる。

新しいことに取り組めないなら、急いで仕事を辞める必要もないような気がしてきた。

それともうひとつ。例の治験。この治験、実は1年7ヶ月と長きに渡るのだ。出来るだけ生活環境を変えないほうがいいに越したことはない。


辞めないほうがいい材料が揃ってきた。

しかしあの会社のメンバーと仕事を続けるのも正直かなり苦痛を伴う。

まず部長が、わたしを人間扱いしていない。

なにしろお気に入りの部下のことさえ、「あの豚野郎」とか「俺と違ってIQ低いから」とか「お前のダサい車」とか汚らしい言葉で罵るのが常態化している。

わたしがいないところでわたしのことも、「あの豚みたいなおばさん」とか言ってるのが目に見えるようだ。

そんなこといちいち気にしていたら本当に身が持たないので出来るだけ考えないようにしているがそれにも限度がある。

それとあの英会話が堪能な先輩。一見有能そうに見えるが、全体が見えてない。いつも仕事の優先順位を履き違えている。ブッキングはするがそのあとの作業はほとんどわたしに丸投げして最後の請求の段階になって戻ってくる。いわゆるいいとこ取りって奴。

もうひとりの先輩は一見とても無愛想だが、本当にわたしが困った時は必ず助けてくれるのとは大違いだ。そしていつもお客さんにも無理なら無理とはっきり言っていいと言ってくれる。

まあ会社の中ではこの人が1番まともできっとこの人がいなかったとしたらわたしはとっくにギブアップしていたに違いない。

ということで、今すぐにでも辞めたい気持ちは山々なのに、コロナ禍で旅行も出来ず、新しいことに取り組むにしてもリスクが高すぎて前に踏み出せないでいる。

あー辞めたい。でも辞めてもどこにも出掛けられずDと一日中一緒にいるのも嫌だ。まさにハムレットの心境だ。

そういえば、以前舞台で観た岡田くんのハムレットが最高だった♪

はっきり言ってオフィーリアの黒木華が可哀想に思えるくらいまーくんのハムレットが綺麗すぎた。

そうだ。ずっと舞台も観れていない。もういろいろムカつく。

コロナの馬鹿野郎!!!

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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