本日は2通郵便を投函。1通目は、還付金の口座振替依頼書。もう1通は、都内の娘宛に。娘宛の封筒の中には、株主総会のご案内の封書と、SASAWASHI マスク。
東京のコロナ感染者は増え続け、本日は新たに293人。GO TOキャンペーンも除外され。。。隣接する神奈川県も他人事ではない。正常な思考回路を持っているひとなら誰でも、この時期のGO TOキャンペーンが正気の沙汰でないことぐらい分かっていることではなかったのか。
去年ぐらいだったか、バイトテロと言われたような動画サイトに不適切な投稿がされた事件があった。その時、その犯人の行動をTVなどでも本当にあり得ないことだという論調で取り上げられていたのを覚えている。なぜそれがあり得ないと感じるかと言えば、そんなことをすれば、誰がどう考えても批判を浴びるのが分かっているのに、実行し、その動画を投稿したからだ。
昨日、藤井聡太七段が史上最年少でタイトルを獲得したが、言わずもがな将棋は常人が及ばないような思考の積み重ねを経て先を読む頭脳ゲームの最たるものであろう。なにもそこまで先を読めとは言っていないが、なぜ、GO TOキャンペーンを前倒しすると決めた人たちは、せいぜいひとつかふたつぐらいの先を見ようとしなかったのか。
こんな行政の体たらくをみていると、上に立つひとのレベルが低いのだから、バイトテロを起こすような若者がいてもおかしくないのかと、改めて自分が持っていた常識や思い込みも疑ってかからねばいけないのかと思ってしまう。
そんなめちゃくちゃな行政の犠牲になっているのが、他でもない、都内在住のわたしの娘のような二十代の若者であったり、夜の街と一括りされたひとたちだったり、ひいては、真面目に納税している都民の方だったり、一部の心無いひとびとを除いたひとたちだ。
娘は神奈川県在住の彼氏にもう3ヶ月以上会っていないという。彼が肺に疾患を抱えてるからだ。今は、LINEもあるし、コミュニケーションが取れないことはないけれど、会えないのは寂しいよね。
わたしが知っているだけでも他にも多くの事例を聞いている。
実はわたしも、思わぬ風評被害を受けていたことを友人から聞かされている。
わたしは、障がい者の方々が利用するグループホームで働いている。ここは一応介護区分3以下のひとしか入れないことになっている。夜勤帯のわたしたちは、夕食と朝食を作りその他、共同スペースの掃除などをするのが主な仕事だ。求人欄をみた時の一番大きな特徴としては、おむつ交換等の、通常の老人ホームで行われているような介護や介助等は存在しない。つまり、わたしのような無資格の普通の主婦でもできるという謳い文句だったのだ。
さて、こんな職場で働く私の話を、友人があるひとに何気なく言っていたらしい。そしたら、ある日、「○○さん、お友達、老人ホームにお勤めよね」「?え、グループホームだけど」「まあいずれにしてもね、そのひとにはなるべく会わないほうがいいわよ」「なんで?」「老人ホームみたいなところでは、クラスターが発生しやすいから、そこに勤めてるひとも感染のリスクが高いでしょ」って。「は?うちの息子も他人事じゃないんだけど、それって同じことじゃないの?」「いやそれは・・・」
知らないひとから見たら、老人ホームもグループホームも似たようなものに映るのは仕方ない。しかしだ、今、多くの医療従事者が同じような問題を抱えている状況で、しかも介護はいつ自分がする側される側になってもおかしくないのだ。
申し訳ないが、そういった方々を感染者と同一視するのは、少なくとも言葉に発してはならないと思う。そういったひとの何気ない言葉でどれほどの人が傷つくか分からない。思うことは自由だ。ただそれは心の中にしずかにとどめておいてほしい。
医療従事者や、介護従事者が一斉に職場放棄した世界を想像してほしい。みんなそうならないように必死でとどまっていることも忘れないでほしい。
みんな、それぞれの立場で悩み苦しんでいる。ただ大半の人は、声をあげることもなくただ耐えている。なぜなら、いまそこにいるあなたの大切なひとも、カタチは違えど他のことで苦しんでいるかもしれないから。お互いさまだから黙っているのだ。
逆に言えば、もうこれ以上我慢できず言葉に出すのなら、その言葉の責任をとる覚悟がないなら言わないほうがいい。
うちの長女さん。きっとあなたも大変なのでしょう。しかし、あなたの妹も弟も大なり小なりコンプレックスを抱えて生きているのよ。というか、コンプレックスのない人なんていない。そして、そのコンプレックスとどう付き合っていくのかが、そのひとの幸せになる為の腕の見せ所なんじゃないの?
と、娘に書きながら、自分にも言い聞かせてる。
コメント
こんにちは! ブログランキングから来ました。
今日のブログは、ず~んと胸に響きました。私の長姉もグループホームで働いています。今までは、姉が感染しないように願っていましたが、そういう風評被害もあることを知りました。医療従事者だけでは、ないのですね。すべての人が、風評被害にあうことがなくなりますように祈ります。
また、のぞきにきます。
ふうちゃんさん、コメントありがとうございます。お返事しようと思ってスマホを取ったところで、三浦春馬くん自殺のニュースがあり混乱してました。
事情は分かりませんが、きっと彼もいろいろなコトと戦って疲れ果ててしまったのかしら。みんなが生きやすい世界になってほしいです。