わが家でお花見
この週末はお花見に行かれた方も多かったのではないかしら。きょうさんは、人混みの中わざわざ出掛けるほどサクラ好きというほどでもないので、わが家の庭木のお手入れ=お花見といった感じでそこそこ満たされている。

そもそもサクラとは、バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉広葉樹の総称で、その花をさす名称。一般的に俳句などで春を表現する季語に用いられ、桜色と表現される白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせる。
案外知られていないがサクラはバラ科の植物であり、バラはもちろんのこと、ウメ、モモ、イチゴ、リンゴ、ビワ、アーモンドなど食用の果物の仲間でもある。
なので今、きょうさんちの庭では露地栽培のイチゴの花もたくさん咲いているので、きょうさん頃合いを見計らっては受粉作業に忙しかったりするのよ。
それから今はなんと言っても、パンジーやビオラがもりもりと咲いていて、もうその綺麗さと言ったらちょっと言葉では言い表せないぐらいだったりする。

これは先週末、ニアをお預かりした時の写真であるが、近頃ニアは通常の散歩だけでなく、庭に出てドッグランのように自由に走り回るのがことの他至福のようで、一度放すと、なかなか家に戻ろうとせず、逃げ回っている。この「捕まってやるもんか!!」って言わんばかりの表情がなんとも可愛らしいこと。

そして生き生きとしているのは、花ばかりではない。
ベジトラグのニラとイタリアンパセリも、こうやってみると食用というより、まるでグラスやカラーリーフのようにワイルドに美しく茂っている。

どんなありふれた野菜や草花でも、お日様をしっかり浴びて健康に育っていたら、みんなもれなく美しい。
ただし、お世話もせずにほったらかしで、この美しさを保つことは出来ないけれど。
とまあこんな感じで、わが家の庭は今ちょっとしたお花畑状態になっていて、きょうさんの頭の中もすっかりお花畑で、この世の春を謳歌している(笑)
われわれは勝利する?
だがその一方で、いま世界は大変なことになっている。
ドナルド・トランプ米大統領は5日、ほぼすべての貿易相手国に対する一律10%の追加関税を発動したのを受け、国民に忍耐を求める一方、歴史的な投資と繁栄をもたらすと約束した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「われわれはこれまで愚かで無力な『むちうちの柱』だったが、もう違う。かつてないほどに雇用と企業を取り戻している」と書き込んだ。 「これは経済革命であり、われわれは勝利する」とし、「耐え抜け。簡単ではないが、最終的な結果は歴史的なものになる」と付け加えた。
国際緊急経済権限法に基づく、メキシコとカナダを除くほぼすべての貿易相手国に対する一律10%の追加関税は5日午前0時すぎ、発効した。 9日にはEUや日本、中国など約60の貿易相手国を対象に、上乗せ関税が課される。 中国には34%の関税が適用される予定で、同国政府も10日から米国製品に34%の関税を対抗措置として導入すると表明した。 中国はまた、米国を世界貿易機関(WTO)に提訴するとともに、医療や電子技術に使用されるレアアース(希土類)の輸出を制限する意向を示した。
トランプ氏は投稿で「中国は米国よりもはるかに大きな打撃を受けている。比較にならないほどだ」「彼らや他の多くの国々はわれわれを耐え難いほどひどく扱ってきた」とまくし立てた。
Yahoo!News
ちょっと不謹慎かもしれないが、このトランプ氏のコメントを読んで、ある食いしん坊を極めたブロガーが、『食べ放題で勝利する』為に、無理して食べすぎて、トイレに駆け込んだなんてエピソードを武勇伝のように語っている姿に重ねてしまった(* ´艸`)
『耐え難きを耐え、勝利する』なんて…きょうさんは、戦争を経験した世代ではないのでなかなかピンとこないのだが、かつて“近代史の時間“で学んだように、愚かな戦争に突き進み、結果として一般国民の尊い命を犠牲にしたあの出来事の始まりのようで、寒気がした。
今回のトランプ氏の暴挙は、“食べ放題で勝利したいなどと甚だ幼稚で独りよがりな発想をする人“に、絶大な権力を持たせてしまったようなものだ。
耐え抜け?いったい何の為に?
暴君の名誉と自己満足の為に?
世界がどんなに対トランプで団結して、圧力をかけても、アメリカ国民が動かなければトランプ氏を追い込むことは出来ない。
“世界経済の為“などと綺麗事ではなく、今は、自分達の生活を守る為に…トランプ氏と真摯に“対峙“するべき時ではないのか。
いつまでも“ジャイアンのやりたい放題“を見て見ぬふりしていてはいけない。

Photographer: Aaron Schwartz/Bloomberg
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