それは、とある市役所から届いた、『市県民税通知の件について』のお知らせがきっかけ。
その通知というのが…昨年亡くなった伯父の市県民税の納税義務を相続人が継承するというコトで、伯父の妹であるわたしの母が既に亡くなっているので、姪であるわたしが相続放棄をしない限りは、伯父が滞納した市県民税の納税義務が生じるというなんとも迷惑な内容だった。
え?何それ?どーすればいいのってことで、早速いとこのグループLINEでやり取りをして、亡き伯母の息子であるいとこが、必要書類を取りまとめて一緒に手続きしてくれる運びとなった。
で、善は急げとばかり、最寄りの家裁の手続き相談窓口で、相続放棄申述書の書き方や、必要書類についての説明を受けに行ってきた。
ちなみにわたしが住む街の管轄の最寄りの家裁は横浜の中華街近くにある。
ちょうどわたしが到着した頃、午前の受付が終わっていたので、午後分の番号札を取って時間調整も兼ねて中華街でおひとり様ランチすることに。
平日だがちょうどお昼時ということもあり、人気店はそれなりに混んでいた。なので待たずに入れそうなお店でサクッと食べることにした。
横浜中華街 景珍樓
わたしは6番のチャーシュー麺とチャーハンのセットを選択。
このボリュームと内容、味のほうは特筆すべきところはないものの、普通に美味しいので、990円(税込)はかなりお得感があった。
そういえば、中華街にも、外国人観光客…とりわけ中国人の方々が大勢いらしているようで、このお店でも、中国語と思しき会話があちこちから聞こえてきた。
本場中国の人からすると、この街はどのように映っているのだろうか。わたしはいつも旅先では、郷にいれば郷に従えで、現地の料理を食べるので、日本食を食べたいと思ったことはない。
しかし、同じ日本人旅行者の中には、現地の食が合わず日本食を求める人が必ず一定数はいたので、ここを訪れる中国人観光客の方々もそんな感じなのだろうか?
実際どう思いますか?などと、聞いてみたい衝動を抑えながら、再び裁判所に戻っていった。
それにしても、財産を相続する手続きにある程度煩雑な手続きや費用が掛かるのは仕方がないと思うが、ほとんど顔も覚えていないような伯父さんが滞納した市県民税の納税義務を放棄する為に、単なる姪にすぎないわたしが、自分の戸籍や親の死亡の記載のある戸籍を本籍地から取り寄せるとか…なぜ、このIT化の進んだ世の中で、時間とお金を掛けてまでしなければいけないのか。
そしてわたし自身も、この伯父のように、亡くなったあと親戚に迷惑をかけるような人にだけはなりたくないと思った。
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