このドラマ…題名もふざけているがストーリーも地上波の限界ギリギリのラインを攻めている。それもそのはず。あの奇才三池崇史監督と、これまたジャニーズの中では異色の“俳優枠“生田斗真がタッグを組んだ意欲作。面白くないワケがないだろう。
原作は「クロコーチ」で知られるリチャード・ウー、作画は、コウノコウジのコンビのピカレスクサスペンス。
強い正義感を持つ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制す物語だ。
映画「土竜の唄」シリーズで知られる三池監督と生田斗真が今回初めてテレビドラマでタッグを組む。そして脚本は「翔んで埼玉」「KAPPEI カッペイ」の徳永友一が担う。
生田演じる主人公は、その名をもじって「ダイマジン」と呼ばれる台場陣(だいばじん)。誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢だが、法では決して裁けない犯人を自らの手で殺めてしまったという秘密があった。
そのことを向井理演じる冷淡な警視正・平安才門(ひらやすさいもん)に知られてしまい、半強制的に「奴隷」としてこき使われる台場。
未解決事件専門の特命捜査対策班に異動し、平安の命令で警察が手を出せない犯人を秘密裏に始末していくが、やがて決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまう。
生田は主人公を「獣のような男」と表現しつつ、「平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さを持つ攻撃的なキャラクターとして演じているという。
また三池監督も、「社会派でありながら、ダークヒーローが主役の…いや、すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品だと述べている。
わたし個人的には、ムカイリが演じる平安というキャラクターがハマり役だと思っている。この方の端正で爽やかなルックスとスタイルが、ドSで冷徹な役柄をより際立たせるのだ。
既に1,2話と放送されているが、興味のある方は、この連休の間にTverで視聴されては如何かと。
そして関ジャニ∞が担当する戦隊モノのテーマソングを思わせる主題歌が妙に耳に残る。PVのコミカルなダンスシーンと合わせて視聴されてみては如何かと。
先日、『兎、波を走る』で期待を裏切られ落ち込んだ心を癒すには、このくらい刺激的な作品で憂さを吹き飛ばすのが丁度良さそうだ。
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