今日からまた「相棒」が始まる。こういった定番ドラマはいいとしても、コロナ休止後に再開した「麒麟がくる」の展開がどうも違和感ありまくりだ。
信長の妻の帰蝶(川口春奈)がいつのまにか退場していたり、ここに来てようやく主役の光秀(長谷川博己)が活躍するかと思いきや、架空の人物の駒(門脇麦)が秘伝の薬を駆使し存在感がありすぎて、またもや、光秀の影が薄くなっている。
いくら光秀が史実において知られているエピソードが少ないにしても、それなら他の実在した人物に尺を割くべきではないだろうか?
お市の方や、帰蝶が信長の台詞の中だけに登場するとか、、、コロナ禍で撮影にいろいろ事情があったにしても、この時代に、ただの街娘がししゃり出て、身分の高い人の前で発言するなんて、違和感どころか、現代の感覚で見ても出しゃばり過ぎだろうと思ってしまった。
昨年の「いだてん」の不評を挽回すべく、戦国モノで手堅くいくのかと思っていたが、足利義昭がやたらいい人設定だったり、あまりにキャラ変しすぎだと思う。
このままでは駒はただの出しゃばり女で、悪役でもないのに嫌いになってしまいそうだ。
駒推しすぎは今のところ悪目立ちで、おそらく脚本家の意図とは違う方向に進んでいる気がする。
さてもうひとつ、同じNHKのドラマ「タリオ 復讐代行の2人」に、久しぶりに私のお気に入りの岡田将生が出演している。世の中の大半の人は、まーくんと言えば、田中将大をイメージすると思うけれど、私にとっては、岡田将生が、まーくんなのである。
でも、この久しぶりのドラマ。まだ放送1回目なのでそんなに悲観的にならなくてもいいのかもだが、Trickのようなコメディを狙っているとしたら今のところ滑りまくりだ。
まーくんが前回出演したドラマでは噺家の役だったが、それと比べるとなんだか熱量が足りないというか、、、ヒロインの浜辺美波の演じるキャラがあまり魅力的でないのが致命的かも知れない。
まーくんは、舞台経験も豊富だし、役者としはなかなか上手いのだけど、いかんせん綺麗すぎて過小評価されているという珍しいタイプの俳優さんだと思う。
半沢直樹の香川照之ではないが、あーいうインパクトのある俳優さんとは一線を画している。
コメディをやるならば、見た目だけでなくもっと振り切った演技の出来るヒロインが来たらまーくんもノリノリになれたんじゃないか?なんてね。
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