美食探偵 明智五郎
夜勤明けの楽しみ。それは日曜夜に録画したドラマを観ながら寛ぐブレイクタイム♪
美食探偵もいよいよ佳境に入ってきた。マグダラのマリアとマリアファミーリーの面々(シェフ、りんご、冷蔵庫)たちが引き起こす猟奇的な殺人事件。
なかなかいい線いってると思う反面、やはり一番残念なのは、せっかく美味しい料理が出てくるのに、それが殺人の手段に使われてしまうこと。
特に今回は吐血シーンがあって、、、料理や、向かい合わせで座る犯人の顔にそれらが派手に飛散していたので、思わず目を背けたくなった。
放送される時間帯的にも深夜ではないのだし、そこはもう少し配慮があってもよかったのでは?
また食を愛するものとしても、とりわけ拘らない方にしても、コロナ感染の連想も絡んできて正直気分のいいものではない。
とまあ、のっけから辛口な批評になってしまったが、それもドラマ好きの愛の鞭と思ってもらえれば。
私、このドラマで初めて、小芝風花さんという役者さんを知ったと思っていた。新人さん?でもそれにしては、かなり演技が達者だなぁと思って、略歴を調べてみたところ、実は、彼女の出演舞台を一度観ていたことに気がついた。
2017年、アメリカの劇作家サラ・ルールによる舞台作品『オーランドー』の日本初演(白井晃演出)、多部未華子さん主演舞台に彼女も出演していたのだ。そのお芝居、本当に芸達者な方々ばかりで、小日向文世、戸次重幸、池田鉄洋、野間口徹といった錚々たるメンバーだったの。小日向さんが、女装してエリザベス女王の役をやったり、6名の役者で、20役以上演じていた当時かなり話題の舞台だった。
世界を股にかけて活躍する超一流モデルに必要とされるのは、その人の個性というより、その方が着こなす服をより際立たせること。それと同じで、本物の役者は、その役者が目立つのではなく、与えられた役柄になりきること。
それはもう、私の認識不足には違いなかったが、逆に言えば、その当時から”小芝風花”という役者さんは、錚々たる顔ぶれの中で堂々とその劇中の登場人物になりきっていたということだ。
美食探偵というドラマは、役者という素材を十分生かしきっているとは到底思えない部分がところどころ散見できるが、中村倫也、小芝風花、小池栄子、北村有起哉、この4人の動きを見ているだけでも面白い。
来週は、もう最終回。あまり期待せず、でもひそかに期待しつつドラマの結末を見届けたい。
BG~身辺警護人~
いよいよ先週から始まったBG。正直なところ、役者としてのキムタクはあまり評価していない。若いころは確かにキレイだったけれど、今は同年代、もしくはもう少し上の世代の役者さんでイケてる人がゴロゴロしているから。
まあ、彼が役者として一番致命的と思うのは、滑舌の悪さ。彼は今まで役柄で様々な職業を演じてきたが、何を演じても、あのキムタクがやってる○○から抜け出せていない。もっともそれは悪い面だけではない。やはり、そこは”腐ってもキムタク”。彼が出演するというだけで、大きな話題を集められる存在で、けっして彼の代わりはいない。その存在感だけでも価値があると思う。
でもその神通力もいつまで続くかしら。今からでもいい。その滑舌なんとかなりませんか?なーんて、無理なこと言っても仕方ないですけど。
余談はさておき、今回のBG、脚本的には、前回よりもよく出来ていると思った。大雑把なストーリー展開としては、ワンピース的に、どんどん彼のところに仲間が集まってくるのは見えている。しかし、見えているにしても、その仲間たちが魅力的ならそれでいいのだ。
斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗どんどん面白い役者さんになってきている。
そして、勝村政信。。。中村トオルなんて、あのビーバップハイスクールやっていた人が今はめちゃくちゃ渋くてかっこいいビジネスマンや悪役を演じてなくてはならない存在に。
役者としてのキムタクはもはや、彼らにバックアップされている存在なのかもしれないが、しかし、座長として、絶対に視聴率を取るプレッシャーを背負い常に結果を出しているのは、やはりすごいことだ。
私は、全くキムタクファンではないけれど、ミーハーなドラマファンとしてはやはり目が離せない存在であることに変わりはない。
がんばれ、キムタク!
あ?こんなおばちゃんに応援されても嬉しくないね。失礼いたしました。
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