高病原性鳥インフルエンザの流行による鶏卵の供給不足で、卵を使った商品が販売停止や縮小に追い込まれる事態が相次いでいる。北海道土産の「白い恋人」はオンラインでの販売を休止。コンビニではサンドイッチなどに使用する卵の分量を減らすなど対応に追われる。鳥インフルは3日も各地で発生が確認されるなど感染拡大が続いており、卵不足解消のめどは立っていない。
石屋製菓(札幌市)は1月末、自社のオンラインストアで「白い恋人」など一部商品の販売を休止した。土産店などでは販売を続けているというが、広報担当者は「卵白などの供給が不足し、ロールケーキなど他商品へ影響が広がる可能性もある」と話す。
セブン―イレブン・ジャパンも1月31日、「セブンプレミアム半熟煮たまご」などの販売を休止した。サンドイッチでは、ゆで卵の分量を減らしてハムや野菜といった他の具材を増やすなど対応に苦慮している。
「価格が高くてもいいから卵が欲しい」と、関西のあるサンドイッチメーカーの経営者は強く訴える。この会社は通常、月に約20トンのゆで卵を使用するが、現在はゆで卵の価格が前年同時期の2倍程度に上がる一方、必要な量の半分しか購入できないという。2月1日からは卵サンドの一部販売休止に追い込まれた。経営への打撃は大きく、「(卵を使わない)他の商品の開発はすぐにはできない」と嘆く。食品メーカーや飲食業界向けに卵加工品を販売するキユーピーは1日の商品説明会で、液卵やゆで卵などの出荷を抑制していると明らかにした。「鳥インフルの拡大で先行きは見通せない」(岩田清司執行役員)としている。「物価の優等生」と位置付けられてきた卵の不足と高騰は今後も続く可能性があり、卵を使用する企業で商品の出荷停止や縮小の動きがさらに広がる懸念がある。
時事通信
飼料高などによる価格の高騰に追い討ちをかけるように、鳥インフルの影響で卵の供給不足が深刻な状況に陥っているようだ。
そして、どうやらこれは日本だけの問題ではないようで…アメリカやカナダの卵不足はインフルだけでなく鶏が卵を産まなくなってきていて、飼料にヤギ用のものを与えたら産卵を再開したなんてちょっと信じがたい噂まで広がっている。いったい今何が起きているのだろうか。
そして不気味なことに、鶏卵の最大供給地であるコネチカット州のヒレンデール農場が火事を起こし推定10万羽の鶏が死亡した。
これまた偶然なのか、あのコロナワクチンに続いて、ビル・ゲイツが人工卵に投資しているのだという。
数年前からのバター不足に始まり、卵不足、日本の農業の先細り…いまここで農業と畜産業をしっかり守らないといずれは昆虫食を食べるしかなくなる未来が来てしまうかもしれない。
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