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最終回

今夜は天国と地獄の最終回だった。更なるどんでん返しを期待してみていたけれど、案外素直に終わって少し拍子抜けしてしまった。

彩子(綾瀬はるか)のまわりを取り囲む人たちがみんないい人たちで良かった。特に陸(柄本佑)と、八巻(溝端淳平)のキャラの憎めない雰囲気が和ませてくれた。

来週からこのメンバーに会えないかと思うと軽いロスになりそう。

生き別れた双子の兄弟が、天国と地獄ほど違う人生を送る。兄は何をやっても報われるどころか次から次へと不幸な巡り合わせに人生を翻弄され、最後は連続殺人犯となって死んでいく。

一方弟は、優しい義理の父にも恵まれ、何不自由ない生活を送っていた。そして偶然再会した兄の境遇に対する自分なりの贖罪をしようと考えたのであろう。

誰しも多かれ少なかれ理不尽の中で暮らしている。でもどんな理由があるにせよ、他人を傷つけたり、殺したりすれば、本人は元より周りの人々まで傷ついてしまうのだ。

不幸は連鎖する。そして負の感情も。

救いようのない理不尽に直面した時、どう対処するかでその人の人生も変わってくるのではないだろうか。

しかし、最後の最後に朔也(兄)にも救いはあったのではないだろうか。お人好しすぎる陽斗(弟)や、彼を師匠と慕う陸に見守られてこの世を去っていけたのだから。

わたしは、フランダースの犬のラストを思い出していた。どんな人生であれ、人は今の自分を肯定して生きていかなればいけないと思った。

ラストシーンでは、、、石の力で再びあの2人が入れ替わったかのような表情を見せていた。賛否あるかと思うが、私はこれはこれでありなのかなと思えた。

現実に人と人との魂の入れ替わりなどない。誰かの境遇を羨んでも仕方がない。それよりもいかに今の自分を充実させるか考えていれば、、、もしかすると、地獄の中にも光明が見出せるかもしれない。

幸福と不幸は常に表裏一体。同じ器でも、茶碗を回して角度を変えてみると見え方が違って見えるのにも似ている。

明日からまた頑張ろう♪

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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