さいしょ娘にカモミールの苗を貰ったとき、正直それほど嬉しくなかった。カモミールティーってちょっと独特な味わいで、カラダに良いのは分かっているけど、、、しかもラベンダーのように綺麗な色の花を咲かせる訳でもなく、どちらかと言えば地味な印象だった。
でもハーブ系の植物はおおよそ育てやすいので、わが家のカモミールも最初の頃こそアブラムシがついて新芽をやられたりしていたが、今はすくすくと成長し、可憐な花をたくさんつけてきた。
お、これはそろそろ1人分のハーブティーが作れるくらいの花が咲いてきたではないか。
さっそく花を摘んでみることに。
ちなみにわが家のカモミールは、ジャーマン・カモミールという種類。
カモミールは大きくジャーマン・カモミールとローマン・カモミールに大別され、日本ではドイツから入ってきたジャーマン・カモミールを一般にカモミールと呼んでいるという。
今回は是非ともフレッシュカモミールティーを味わってみたかったので、汚れや虫をチェックしながらしっかり水洗いした。
ちなみに花を摘む時に茎の部分まで取ってしまわないように手摘みがいいのだとか。茎の部分が入ると苦味が出てしまうらしい。
早速花をポットに10個ほど入れて、熱湯をティーカップ2杯分ほど注ぎ、2分ほど蒸らして出来上がり♪
まず摘んだ花の香りから既にりんごのような甘い香りがしていたのだが、、、お茶にしてみるとそれが消えるどころか口の中で広がっていきなんとも爽やかな気分に包まれていった。
これは普段わたしが飲んでいるカモミールティーとは全く別物だ。
これからダージリンのセカンド・フラッシュが出回る時期になるが、あの口から鼻に抜けるマスカットフレバーにも勝るとも劣らない、自家製カモミールティー。
わが家の庭で育ったハーブでお茶を飲む。これ以上の幸せがどこにあるのか、、、この日は週末ということもあり久しぶりに朝までぐっすり眠れた。
またいいことがありそうな予感がしてきた。
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