金曜夜のお楽しみ優しい嘘〜♪
巷では、「妻、小学生になる」が話題のようですが、あえてパスしている天邪鬼です。
第6話の終了間際、望緒(波瑠)は雨宮(林遣都)の横顔をスケッチして中学の時と耳の形が違っていることに気づいてしまいます。そして「あなた誰?」と雨宮を問い詰めます。すると彼はその場から何も言わず立ち去ってしまいます。
わたしならたとえ違和感に気づいたとしてもこの2人きりの場面では、怖くて言えない。ここはとりあえず何食わぬ顔でやり過ごし後で玲子(本仮屋ユイカ)や稜(溝端淳平)にこっそり伝えたほうが良かったかな。
そして来週の予告によると、優美(黒川智花)の夫、逃亡中の野田正(徳重聡)も登場するようなので、スリリングな展開になりそうです。
さて今回のエピソードの場面で雨宮が友人たちを自宅に招いて食事をするシーンが出てきます。パエリアやローストビーフが美味しそうでした。そしてワインも♪
こういうシーンをみていると旅先で食した料理を思いださずにはいられなくなります。
たまたま最近、以前旅行した時の画像をiPhoneにアップしたので、長女と2人で出掛けたバルセロナの画像をみていたところでした。
わたしは2013年の夏に初めてスペインのバルセロナを訪れました。おそらくこれが最初のヨーロッパの旅で、しかも長女と2人で出掛けた旅行も初めてでした。
この時は旧市街のHOTEL COLONに泊まりました。ここはバルセロナのカテドラルの目の前にあり、その名の通りあの冒険家のクリストファー・コロンブスにちなんで名付けられた歴史あるホテルです。
ジェーンフォンダ、ヘミングウェイ、フランシス・コッポラ、ソフィア・ローレン、など多くの有名人が宿泊したホテルとしても有名です。
ホテルの隣、大聖堂から見て斜め左にあるこの建物の屋根の壁面に描かれているのはピカソの作品です。
このカテドラル前の広場からこんな人力車のような乗り物に乗って
7 Portesで食事をしました。
このレストランは1836年に開業した老舗で、過去にはパブロ・ピカソやジョアン・ミロなどの著名人も訪れたことがあり、彼らが座った席には現在も金色のプレートが付けられています。パエリアはもちろん、ムール貝のワイン蒸しやサルスエラ(魚介のスープ)など他のメニューもおすすめです。
このパエリアをみて思ってた色じゃないと思う方もいらっしゃるでしょう。でも、これが本場のパエリアです。日本人が思い浮かべる黄色いパエリアは、サフランだけでなく、着色料やターメリックで色付けしたもので、実は邪道です。
こちらのお店、日本の旅行者の口コミによると評価が分かれるようで、パエリアが塩辛いから塩抜きでオーダーしたほうがいいと言われたりしていましたが、わたしたち親子はとても美味しくいただけました。
おそらくですが、、、ハモンセラーノ等の生ハムを食した時に普通のハムより塩辛いと感じると思います。がこれはハム単体で食べることはほとんどなくて、ワインやサングリア等と一緒におつまみとしていただくのに適している食材です。
なのでお酒を飲まれない方はもしかすると塩辛く感じるかもしれません。
またバルセロナには一風変わったマニアックな博物館があります。
チョコレートの美味しい国といえば、有名なのはフランスやスイス、ベルギーを思い浮かべられる方が多いでしょうが実は、ヨーロッパで最初にカカオが持ち込まれたのはスペインなのです。
一説にはヨーロッパ人で最初にカカオに出会ったのは、中央アメリカに到達したコロンブスだといわれています。実際コロンブスは大航海の後にカカオをスペインに持ち帰ったのですが、その時は誰もカカオの価値がわからず、興味を全く示しませんでした。
その後、スペインが新大陸に本格進出するようになり、スペイン人エルナン・コルテス(後に帝国を滅ぼす征服者)が現在のメキシコを支配していたアステカ帝国のその王にチョコレート飲料を振舞われた事がきっかけとなり、スペインに大量のカカオを持ち込みます。後にこれが大当たりして、スペイン王室や貴族の間でチョコレートドリンクが大流行しました。
最初はスペインでだけ広まりましたが、スペインの王女がフランス王室に嫁ぐときにチョコレートを持参したことによって、フランスへ、そしてヨーロッパへと更に広まっていったのです。
そんな背景があり、チョコレート博物館はバルセロナの菓子職人の組合によって運営されています。
ここの見どころはチョコレートで作られたオブジェの数々です。レベルの高いものから意味不明なものまで様々ですが、そこがまたスペインらしさだともいえます。
最後におまけですが、この場所なんだか知ってますか?
ここは、コロンブスがイザベラ女王に謁見した王の広場です。
イタリアと同じようにスペインもそこかしこに遺跡が埋まっていて、この広場のすぐ近くにもこんな遺跡への入り口がありました。
バルセロナだけでも見どころが一杯でまだまだお伝え出来ないことが山ほどあります。
またいつかバルセロナにも行ってみたいです。きっとその頃にはサグラダファミリアも完成していることでしょう。
この画像は、バルセロナの港からほど近いコロンブスの塔の上からみたランプラス通りを中心としたバルセロナ市街の景色です。
この道を称してスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカは「終わってほしくないと願う、世界に一つだけの道」と述べたということです。
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