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【月9】ONEDAY〜聖夜のから騒ぎ〜

ONEDAY〜聖夜のから騒ぎ〜

嵐の二宮和也、俳優の大沢たかお、女優の中谷美紀がトリプル主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜・午後9時)

クリスマスイブの1日を、1クールかけて描くオリジナル作品。銃殺の容疑をかけられた記憶喪失の逃亡犯(二宮)、老舗レストランのシェフ(大沢)、銃殺事件現場に直行する報道キャスター(中谷)という、一見接点のない3人の人生が同時進行で描かれ、次第に運命が交錯していく。

ドラマ『HERO』シリーズの鈴木雅之氏演出、『翔んで埼玉』の徳永友一氏が脚本を手掛けている。日本を代表する実力派俳優とヒットメーカーたちが集結し、壮大なエンターテインメント作品になると期待していたのだが…。

はっきり言わせてもらおう。

間延び感半端ない。おそらく同時進行が原因。ニノパートは一瞬前のめりになるのだが、レストランパートの新喜劇のようなバタバタ感、キャスターパートの既視感満載なベタなシーンが細切れに入りこんでガチャガチャしている。

1日で3ヶ月物語が進むのではなく 3ヶ月で1日…というところが、今までにない斬新さを狙ったのかもしれないが、その割に、各パートを丁寧に描いている訳でもない。

時間はたっぷりあるとばかりに、 スリルやギャグやその他要素を盛り沢山にして 場面ごとに趣向を変えてこだわって飽きさせないようにしているつもりで失敗している。まさに豪華俳優陣と素敵なロケ地の無駄遣い。

そもそも『聖夜のから騒ぎ』なんて副題が時代遅れ。このタイトルをみて、あの番組がちらっと頭を掠めるだけでもなんともチープな気分にさせられてしまう。

そして誰がどう見ても、小柄で華奢なニノの身体能力が高すぎるにもほどがあるし、逆にガタイのいい大沢たかおが、大切なデミグラスソース入りの寸胴に躓くコメディ演技なんて似つかわしくないだろう。

とにかくあまりに退屈すぎて、途中で何度も寝てしまった時点で、ドラマとして肝心な何かが欠けているのだ。

そしてもっと厳しいことを言わせてもらうと、これだけのキャスティングなら相当前からスケジュール押さえて準備していたドラマだろう。一応トリプル主演となってはいるが、役柄的にニノをカッコよく見せるためのドラマなんだろうというのがミエミエ。民放各局ともドラマに限らず芸能プロダクションとはなぁなぁな関係なんだろうなと、素人目にも大人の事情が見えてしまう。

はからずも今、同グループ松潤の『どうする家康』も放送中だが、こちらも戦国三英傑の家康を扱っているにも関わらずすこぶる評判が悪い。

これって、キャスティングの問題というより、脚本と演出がいったい誰のニーズに合わせているのかということだと思う。

大河ドラマは、少なからず歴史や時代劇好きが観るわけで、やはり家康ならば、築山殿が登場する架空の妄想シーンより、徳川四天王が活躍するような今まであまり描かれていなかったシーンを見たかったのではないだろうか。

このONEDAYにしても、最初からニノありきであるなら、もう少し彼のキャラクターに合った設定をあて書きしてあげたら良かったのに。

そして申し訳ないが、わたしは大沢たかおは昔からいい役者さんだと思っているが、彼はスタイルや雰囲気や声が良すぎて、ボケるタイプのコメディは似合わないと思うのだ。

中谷美紀に関しては、あれだけの存在感の人が地方のTV局のアナウンサーをやっているという設定に無理がある。

トクメイ! 警視庁特別会計係

皮肉なことに、今週から始まった『トクメイ! 警視庁特別会計係』の初回視聴率(6.3%)が月9を上回った。

これ警察を経費の面から描いているのが新鮮で面白い。コメディエンヌとして非凡なものを持っている橋本環奈演じる一円はハマり役だ。その他、脇を固める俳優陣もいい。沢村一樹松本まりかなど製作現場の楽しそうな様子が目に浮かんでくる。

今、TVドラマに求められているものとは…単純にキャストに知名度があるとかそういうことではなく、現場のスタッフと役者が一丸となっていかに良い作品を作ろうとしているか。そんな熱量が伝わってくるようなモノこそが、多くの視聴者の支持を得られるのではないだろうか。

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