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【ピカソとその時代】今年はアートで締め括りたい

今年はアートで締め括りたい

ここ十年来、12月はママ友と何かしら舞台を観て、そのあと忘年会を兼ねてちょっと贅沢なディナーを頂くのが恒例になっていました。

でも今年はすこし出遅れてチケット争奪戦に敗れてしまったのでどうしようかと考えあぐねていました。

そんな時ARTPASSからこんなお知らせが届きました。

まだ見たことのないピカソ、35点が日本初公開。

稀代のコレクター ハインツ・ベルクグリューンが選び抜いた、20世紀美術のエッセンスが一挙来日! 粒選りの作品からなるコレクションは、彼がもっとも敬愛した同時代の4作家、ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティの作品に重点が置かれています。20世紀の巨匠たちの芸術をぜひご堪能ください。

ARTPASSからのお知らせ

えーまたですか?って思われた方もいらっしゃるかもですが、まだ見たことのないピカソやマティスのオリジナルの絵画が来日するのですよ。これを観ないという選択肢はありません。

善は急げとばかり、早速ママ友に連絡すると、話はとんとん拍子に進んでいき、あとは日程を確定したら、オンラインでチケットを購入し、その日のディナーの予約を入れなくては。

去年は、息子と彼女と帝国ホテルのパークサイドダイナーで食事をしましたが、、、今年も来てくれるかしら?とにかく先に日程を確定しないと。

それはママ友の都合が週明けに確定するのでそれまでお預けなのですが、いずれにせよ今月のどこかで上野の国立西洋美術館で行われているピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展に行くことは間違いないのです。

暴走する妄想

わたし、ドイツはまだベルリンに行ったことがないので、前々から行ってみたいと思っていました。ベルリンと言えば、なんと言ってもあのベルリンの壁ですよね。

それから、ブランデンブルク門シャルロッテンブルク宮殿も見てみたいです。

シャルロッテンブルク宮殿

いや、今は年末のアートを愉しむ話をしているのですよ。妄想はほどほどにしましょう。

まあとにかく、それぐらいベルリンという場所は、わたしの心を刺激して止まない魅力に溢れたところなのです。

ベルクグリューンとは

ところで、このベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションの基礎を築いたのが他でもない、ドイツの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)でした。現在所蔵されている作品の多くは彼の個人コレクションでした。

1996年、ベルクグリューンは生まれ故郷のシャルロッテンブルク宮殿に面した建物のなかでコレクションを公開。

2000年にはその主要作品をドイツ政府が購入し、2004年にはベルクグリューン美術館と改称しました。

そして今回、この美術館の改修を機に、同館の主要作品がまとめて国外で紹介されるのは初めてのことなのです。

本展は、同館の開館以来、ベルクグリューンのコレクションにおいて重点が置かれたパブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの4人のアーティストによる作品を中心に展示しており、そのうち約半数はピカソの作品によって構成されています。

展覧会は、序章を除いて7章構成となっている。前半は、主にピカソの作品を異なる時期や主題に分けて紹介しており、後半の5章「クレーの宇宙」と6章「マティス──安息と活力」はそれぞれクレーとマティスにフォーカスしている。また、最終章である7章「空間の中の人物像──第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」は、3人のアーティストによる人物像をひとつの空間のなかで響き合わせるかたちで展覧会を締めくくる。さらに、4人の作品を補完するものとして、彼らが共通して師と仰いだポール・セザンヌと、ピカソのキュビスム時代の親友ジョルジェ・ブラックの作品も加えられている。

美術手帖より

朗報です

Twitter情報によると、国内の美術展では珍しく、今回展示されている作品のほとんどが、ノンフラッシュで撮影可となっている模様。

これは、NYのメトロポリタン、パリのルーブル等を始めとする海外の著名な美術館や博物館ではわりと当たり前のことなので、これを機に日本も世界標準に近づいてくれたらと思います。

それからこれは、個人的に嬉しいことなのですが、今回音声ガイドの声を担当するのが俳優の長谷川博己さんなのです。彼も大好きな役者さんのひとりなので、これまた楽しみです。

さて、いまは食事はどこがいいかしら?などと悩んでいますが、こういう時間がある意味一番の癒しかもしれませんね。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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