コロナ禍は、わたしからお芝居を観る楽しみを奪った。TVや映画とも全く違うあのライブ感は何ものにも変えられないものがあるのだが。
ぼちぼち始まっているのも知ってはいるが、複数の芸能関係者が感染している現状では、けして安いとは言えないチケットを買ってまでいく気持ちにはなれないで今に至る。
以前は藤原竜也さんが出演する舞台も何度も観ていたのだが、、、しばらくご無沙汰していた。
今回は、スクールポリス?最近は学校モノは観たいと思わなくなっていたが、藤原くんが出るなら最初の一回ぐらいはと録画してみた。
そしたら意外に面白かった。学校内で生徒が逮捕されちゃうとか、ツッコミどころ満載ではあるが、考えさせられる場面が多かった。
昔からそうだが、学校は事なかれ主義が蔓延していて、たとえいじめがあったとしても教師は見て見ぬふりするようなケースが多い。
そういった問題点をスクールポリスという部外者の立場から解決しようとするアプローチはあってもいいと思った。
わたしは以前から一ファンとして、藤原くんが、いつもエキセントリックな役を割り当てられていることを残念に思っていた。
今回は抑え気味な役柄のようなので安心してみていられる。これをきっかけに、彼も大人の役者さんに脱皮してくれることを願う。
さて、ここからは個人的な感想。
教師役の真木よう子、一見生徒に寄り添う教師を演じているが、セリフが上滑りしていてぎこちない。彼女は教師より、アクションもののほうがいいかなと思う。藤原くんと比べると力不足が悪目立ちしている。
いずれにせよ他は校長の高橋克己さんなど安定の方々がいらっしゃるので今後が楽しみなドラマだ。
それにしても、いつになったら心置きなく舞台を観にいけるのだろう。
今まだオリンピックの開催の是非で揉めている状況であるが、たとえ無理して強行したとしても、一部の人の利益にしかならないのは目に見えているし、海外からの人の流れが避けられない以上、コロナ蔓延のリスクがつきまとうのは火を見るよりも明らかなことではないだろうか。
今この状況でオリンピック開催だなんて、いじめを見て見ぬふりするのと何ら変わりない。
上級な人たちがどんな詭弁を弄しようと、国民の大半はオリンピックなんてどうでもいいと思っている。それよりも、早くノーマスクで歩ける日常を取り戻すのが先だと思う。
そう今このコロナ禍では、オリンピックこそが、もはや不要不急の最たるものに成り下がっていると言っても過言ではない。
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