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”大したことない”のに自慢する人

”大したことない”のに自慢する人

SNSに自分の料理やDIY、ハンドメイド作品を投稿するのはごく普通のことになり、コメント欄を設置して自分のことを話す機会も多々ある。そんな中で時々こんな人にお目にかかることはないだろうか?

もちろんSNSは基本、何を投稿するのも自由で、頼まれてもいないことを勝手につぶやくためのツールなので、そこで法律やマナーに反しているわけではないけど、見たらモヤモヤしてしまうことってありません?

たとえばあるカリスマと呼ばれるブロガーの料理の投稿が『それ、アップしていいの?』ってレベルだったりすることがある。もちろん笑いのネタとしての投稿なら構わないが、本人のスタンスとしては『わたしは出来る主婦』というオーラ出しまくり。

そしてなぜかコメント欄にも、『超美味しそう』『まるでどこかのレストランかと思いました』なんて本当にその料理を見て言ってるのかと疑いたくなるような絶賛のコメントがついていたりすると、自分自身がうっかり時空の歪みに入り込み、パラレルワールドに迷い込んでしまったのではと錯覚してしまいそうになることもある。

またある時は、ことある毎に自分や身内、知り合いの自慢話をする人もいるのだが、過去にこんな仕事をしていてその仕事ぶりが評価されて表彰されたとか、身内にこんな有名人がいてとか、昔オレ悪かったんだよねとか言ってみたり、どうみても大したことのないことを、自信満々に自慢されてしまって返す言葉に詰まってしまうなんて経験、誰にでもあるのではないだろうか。

人それぞれ、得意不得意があるもの。できることもあればできないこともあっていい。しかし“出来ていないこと“を自信満々で自慢する人は、自分自身に能力がないことに気づいていないのだ。

出来ない人でも、自分が”出来ない”ことに気づいていれば、そこを回避するか、上達するように努力するもの。だが、能力がないことに気づいていない人は、その回避や努力のきっかけにすら気づこうとしない。

つまり、能力がないのに自慢する人は、自分を客観視する能力が著しく低いので、第三者から見たときに「出来ないくせに自信を持っている変な人」だと思われている可能性が高い。

もちろん自分に自信を持つことは別の意味では大切なこと。だが、自分の能力を見誤って、自身を過大評価している人を見るのはなんとも痛々しいものだと言わざるを得ない。

だが自分の能力を客観的に判断出来ない人に何を言っても無駄になる事が多いのも事実。もやもやしてしまうならやはり距離を置くのが一番だろう。

まあ、若いうちはどうしても、自己アピール欲求のおもむくままに、自慢したり、話を盛ったり、ときには嘘をついたり、知ったかぶりをしたり、できないことまでできると言ったりしてしまいがち。しかし多くの人は年齢を重ねるうちに、『自己アピールを鵜呑みにしてくれる素直な人もいるけれど、賢い人、経験豊かな人には見破られてしまう』『後で嘘や知ったかぶりがばれたり、“できる“といったことができなかったりすると恥ずかしい』と学び、過剰な自己アピールを控えるようになる。

そして、過去の失敗から学んだ人は、他人が過去の自分と同じ失敗をしているのを見ると、すぐに気づいてしまうもの。相手が若ければ『これから少しずついろいろなことを学んでいくんだろうなあ』と余裕をもって見ることが出来ても、自分と同世代の人、上の世代の人がやらかしているのを見ると、正直救いようがないものを見せつけられているようななんとも複雑な気持ちにさせられるだけなのだ。

ところで、なぜ自慢を繰り返す人がいるのか。それはあるグループ内での序列の確認だったり、仲間としての存在価値を認めてもらいたいから。

自分が『優位に立ちたい』ということは、現状は『劣っている』と自覚しているから。つまり自慢は、なんらかの劣等感を抱いている人のコンプレックス解消法にすぎない。

ウォーレン・バフェットは「オレ、金持ってるぜ」とアピールしないし、大谷も「自分は野球がうまい」なんてわざわざ言わないですよね。

そして事あるごとに現役時代の自慢話をするようなおっさんは、他に自慢することがないから、過去にすがりついているだけでしょ。

いやぁーこんなふうに考えると、今まで『うざっ』と感じていた自慢も少し可愛く見えてきません?なんとなくそんな人たちを生温かく見守れそうな気にもなってくるというものだわ。

今朝の収穫

なーんて”大したことない”のに自慢する人について考えてみたあとに載せる写真として相応しいのか分からないけれど、今朝の収穫。

これ、全部わが家の庭で採れた露地モノ。リーフレタス、サニーレタス、ルッコラ、ディル、ピーマン、ミニトマト、そしてこれまた季節ハズレに出来てしまったイチゴ。

きっと『なーんだ。大したことないじゃん』って思う人もいるかもしれないが、これにはお金で買えない価値が詰まっている。少なくともわたしがそう思っていればそれでいいってことで。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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