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自分に誠実である為に

小さな嘘

わたしは時々、人の言葉の端々の“小さな嘘や違和感“に気づいてもやもやしてしまうことがある。「なんだそんな些細なこと、いちいち気にしていたら身がもたないよ」などと、大概の人はアドバイスしてくれるが、ちりも積もればではないが、“小さな嘘も積もり積もって、いつか大きな嘘になる“。

小さな嘘をつく人は、「これぐらいはいいだろう」などと、とかく自分へのチェックが甘くなる。その心は…「自分にとって都合の悪いことをねじ曲げたい」のだ。

そもそも嘘とは… 事実でないこと。また人を騙すために言う事実とは違う言葉。

そして事実とは…実際に起こった、または存する事柄で、“誰かの都合“で決めることではないのだが、彼ら『小さな嘘つき星人』たちは、自分勝手な基準で、自分の都合の悪さを隠すために事実を微妙に捻じ曲げたり、誇張したりする。

たとえばブログサークルのある女性。その方やたら自分の年齢にまつわる話をする。元々プロフに50代となっているので、それ以上年齢について知りたがる人がいるとも思えない状況である。

なのに誰も聞いてもいないのに、〇〇はアラカン、還暦が近づいてくるを連呼。以前、夫は後期高齢者(75歳以上)、自分はひとまわり離れている(12歳)と言っていたのに、最近になって急に、夫はアラコキ、自分はアラカン、夫とは8歳年が離れているなどど、短期間で年齢がどんどん若返ってきている(笑)

人は倫理観が外れたときに嘘をつきやすくなると言われている。それを具体的にいうと、『自分の社会的損失が少ないであろう状況のとき』。なのでブログサークルなどネット上のコミュニティで知り合う人たちは、多くの場合、自分の社会生活“外”の人なので、嘘もつきやすくなる。

そもそも不特定多数の人が目にする媒体であるならば、自分の発信したい情報だけ載せて、あとは出来るだけ具体的な個人情報を載せないほうがいいに決まっている。

だから実際、彼女がアラカンであろうとアラコキであろうと、極端な話、性別を詐称していたとしてもなんら罪に問われることはないのだから、最初からそれを気にすること自体ナンセンスだと思っている。

小さな嘘の波紋

ただ同時に、いくら罪に問われないからと言って、目の前で平然と明らかに事実と異なる嘘をつかれるのは、あまり気分のいいものではない。

そう、たとえば昨日のこれなんか(笑)

頭に雪を頂く富士山、内地の人はありがたがるけれど、北海道民はあまり関心がない。

昨日はこのセンテンスのあとの文言も載せたが、こうやって、一部だけ切り取ってみると、尚更このセンテンスに関するご本人のチェックの甘さが浮き彫りになってしまう。

おそらくこの方のニュアンスとしては、自分=北海道民と捉えているのだと思うが、通りすがりの第三者的な視点からだと、『ある個人というよりも一般的な北海道民』と捉える方が圧倒的に多いと考えられる。

現にわたし、これを昨日、30代半ばの娘や、50代前半の旅友や、アラコキのママ友に読んでもらったのだが、

ママ友 : 富士山の事を馬鹿にしてるの?
信じられない。なんだかんだ言って
歌にも富士は日本一って歌われてるし
あれだけ外国人が評価してるのにわからないのかしら。

旅友 : 富士山🗻ディスるなら日本人止めろと言ってやりたい😂

娘① : わざわざ書かなくていいことだね

それぞれ表現の仕方は異なるが、きょうさんに近しい人という立場を抜きにしても、内地に住む人のほとんどが否定的な考えを持つのではないだろうか。もちろん、この方を師匠とか、姉さん、お姉ちゃんと慕っている方々からすれば、“きょうさんは、幸せな彼女の生活を妬んで誹謗中傷するアンチ“と認定されてしまうのだろうが(* ´艸`)

あ、この写真、6月に鉄子と黄金の茶の間に行った時に立ち寄った場所から撮った。

富士浅間神社からみた富士山

6月なのに紅葉してるし( ̄▽ ̄)

でね、ある口コミサイトでこんなことコメントを見つけた。

2024/10/12訪問。3連休初日なので混む前にと思い、8時前に到着。駐車場も無料で絶景も楽しめて本当に有り難い場所。
まずは、神社でお参りしてから、階段で展望デッキまで!本当に外国人の方ばかりで、日本人はほとんどいない。皆さんフレンドリーで目を合わせてニッコリ微笑んでくれる。
日本人同士はなかなかそんな事しない。
絶景の景色の写真を撮り合ったり、楽しい時間が過ごせました!

『本当に外国人の方ばかりで、日本人はほとんどいない。皆さんフレンドリーで目を合わせてニッコリ微笑んでくれる。日本人同士はなかなかそんな事しない。』

確かに、最近はなかなか行けなくなってしまったが、以前は海外ばかり出掛けていたので、わたしがあちらでは、“外国人“だった。もしかすると悪い人ともすれ違ったりしていたのかもしれないが、ほとんどの国で、現地の人たちのたくさんの優しさや笑顔に触れて楽しいことばかりだった。そうだから、わたしは国内よりも海外旅行が好きなのだ。だってあちらでは、お金があればあったで、なかったらなかったなりの楽しさが無尽蔵にあったから。

でも日本は違う。やはりこれが島国根性なのか。地球儀の中の極東のちっさな島国のさらにちっさい地方の住民同士で、くっだらないマウント取り合ってる。あの道民、富士山に興味ないとか?きっとそういう自分がカッコいいとか思ってるのね(笑)

そして、そもそも“妬みの感情“がどこからくるのか考えてみると、自分がないものを羨ましく思う気持ちとか、他人が優れた物や特性を持っていることによる劣等感や敵対心となるのだろうが、わたしがこの人に対して、羨ましく思うことや、劣等感や敵対心を持つ理由が見つからない。

ただ単純に、普通の日本人なら当たり前に持っているであろう、富士山にたいする憧れや畏れや、対外的に言えば世界に誇るべきこの地球の自然遺産として未来永劫守っていくべき宝だと思っているので、それをどれほどご立派か存じ上げないが、そのアラカンの道民に“関心がない“なんて言われたくはないなと思ったまでだ。

ちなみに、AIに『関心がない』ということについて聞いてみると、こんなお言葉が返ってきた。

他人や物事に関心がなくなると、次のような問題が生じる可能性があります。

・自分の価値観でしか生きていけない
・視野が狭くなる
・選択肢の幅が少なくなってしまう

いやいや、これってただ生きづらくなるだけじゃなくて、いずれは自分の大切な家族や友人たちにとっても困った存在になってしまう。

誠実であろうとすること

世の中には、これら“小さな嘘をつく人“がいる反面、小さな嘘を入れないようにする“出来るかぎり誠実であろうとする人“も存在する。これがいわゆる“自分に対してのチェックが厳しい人“。この人たちは、小さな嘘を好まないので、結果として言葉と現実との差が少ない。

誰かを観察するとき、「神は細部に宿る」ではないが、ちょっとした普段の言動で「なんかちょっと違う」、「いつもこんなこと言ってるのに、なんか違和感がある」と感じた場合、その時点で少し俯瞰して見たほうがいい。なぜなら、そういう人は、自分の利益最優先で、大きなところで裏切ってくる利己的な人が多いから。

ちなみに、『神は細部に宿る』という名言は、ドイツのモダニズム建築家であるミース・ファンデル・ローエが標語として使用していた言葉で、建築に携わる人なら一度は聞いたことがあるお言葉。

これは、「細部(ディテール)へのこだわりが作品の本質を決める」というもので、ディテールにこだわってこそ作品の本質が決まるので、細かいところにまで気を配らなければいけないという意味。これは、美術や建築だけでなく、日常の様々な場面でも当てはまる。たとえば、同じ食材を使い、同じような料理を作ったとしても片方は人を感動させるほど美味しく、もう片方は普通だったり。この違いが細部へのこだわりである。

先月、人形町の今半本店で、ランチをいただいた時、シェフさんが大変興味深い話をしてくださった。ステーキに添えるにんにくの下処理の話で、スライスした青森県産のホワイトにんにくを、30分以上流水にさらすのだという。こうすることで、ガーリックチップに火を通す時に真っ黒に焦げることを防げるのだとか。

そう考えると、今半のすき焼きやステーキのお値段が無駄に高い訳ではないことがよく分かる。主役はあくまでも和牛であるが、名店と呼ばれるお店は、細部にもこだわり、そこに神を宿らせるのだ。

だから、ここでメニューの値段だけ見て、手が出ないだの、高すぎるだの言って、そのお店の料理をひとくちも食べずにあれこれ言うような人は、『神は細部に宿る』を実感することもなく一生を終えるのだろう。

一方、常日頃から“誠実であろうとする人“は、同じような人同士で自然と集まるようになる。そこは上下の分け隔てなく、ただあるのは、いま目の前にある人や物事に“誠実に向き合おうとする心“だけ。

そんな誠実な人であるならば、そもそも、“富士山を単なる興味の対象“のような陳腐な捉え方などしないだろう。

だってよく山に登る人なら誰でも知っていると思うけれど、元々山には神が宿っている。そんな日本の山岳信仰の中心でもある富士山を、知ってるとか知らないとか興味あるとかないとか。もう、住む世界が違いすぎて、なんならその方のポケットマネーで北海道を制覇して、独立でも宣言すれば?って言ってやりたい。なーんて、知らんけど(* ´艸`)

まあとにかく、あの6月の富士山は綺麗だった。そうそう、動画も写真も撮りっぱなしで整理してないけれど、蛍も見てきたのよ。でもなぜかあの時は、その記事をアップする気にはなれなかった。

多分、“小さな嘘つきさんたち“と同じ土俵に立つことすら本意ではなかったからだと思う。

河口湖にて

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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