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みやおかさんはきこんしゃ

みやおかさんはきこんしゃ

ブラッシュアップライフ 豪華5ショット

このタイトルを見て思わずニヤッとしてしまったあなた。

そんなあなたはもう立派なブラッシュアップライフ・フリークです。

ドラマ離れと言われて久しいです…特に今クールは視聴率的に相当厳しいのですが、わたしは毎日何かしらドラマを見ています(恋愛モノは除く)。

その中で、今クールのお気に入りは、『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』と、この『ブラッシュアップライフ』。どちらも派手なアクションなどはありませんが、役者さんの自然な間合いのセリフ回し…もうそれが演技しているとは思えないぐらい自然で、引き込まれてしまいます。


今回の『ブラッシュアップライフ』ですが、主人公・麻美(安藤サクラ)が、大好きな夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)の飛行機事故を阻止するために人生5周目に突入します。やり直しはこれがラストなので絶対に失敗できない展開です。

そして今回初めて麻美は「来世のためとか徳のためではなく、今を生きよう」という思いで周囲の人たちに関わっていきます。

その過程で、保育園時代のともだちに「みやおかさんはきこんしゃ」という呪文を覚えておくように念を押すことも忘れないのです。

ともすれば重いテーマになりがちな死という概念を、『人生やり直し』という切り口でみるとまた違ったものが見えてきます。

それにしても、あの子が『みやおかさんはきこんしゃ』を忘れないでいてくれるのかとても気になります。そういえば、今もだるまさんが転んだって遊びあるのかしら?などと懐かしい小ネタも満載です。

ちなみに、麻美たちがやり直してる時代の設定は、今リアルでアラサーぐらいの人たちの子供時代からなので、わたしはその子たちの親世代の感覚で見ています。

人生やり直したいですか?

ところでみなさんはいまの人生をやり直したいと思ったことはありますか?わたしは、ある時点からやり直したいと思ったことはありますが、最初から同じ人生をやり直したいとは思いません。

相変わらず世間では、幸せアピールや不幸自慢のネタが尽きるコトはなく、そういったことに共感したい需要もそれと同等くらいありそうな風潮です。

でもそれって…幸せアピールなら、他人の幸せを自分の幸せのように喜べる幸せな自分だったり、不幸な他人を見れば相対的にみて自分のほうがマシだと安心出来るからなんて捉え方もあるんじゃないかしら。

去年から今年にかけていろいろ思うことがあってやり取りしている中で、人生は小説やSNS上で語られていることよりも、もっとずっと辛かったり、過酷だったりすることが多いよねと共感しあえたことがあります。

そしてそんなキツイ経験をしてきた身からすると、なんちゃって介護や、感動エピソード、不幸自慢などおそらくフィクションの域を出ない話だろうと薄々勘づいてしまい、イラっとしてしまうことも多々あります。

おっと、人生やり直したい話からかなり脱線してしまいましたが…結局何を言いたいかというと、わたしは子供時代にとても辛い経験をしていることもあって、人生をもう一度やり直したいなんて全く思っていないということです。

そして半世紀も生きた今となっては、そう悪くない人生を生きていると思えるので、辛い子供時代もまた得難い経験だったと思えるぐらい遠い話になっています。

そして思います。過去の不幸な出来事に捉われていても、今を楽しく生きることは出来ません。あとになってあーしておけばよかったと嘆くより、そして同じ間違いを繰り返さないように、自分自身の見つめ直し、今からでもブラッシュアップしていけばいいのですよ。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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