古今東西、食をテーマとするコンテンツはとても人気があります。かく言うわたしも美味しいものを食べることは大好きなのですが、たまに見かける度を越した『グルメ気取り』な方に関してはつい「こんな人とは一緒に食事をしたくない」などと思ってしまいます。
なのでまずどんな人が苦手か自分なりにまとめてみることにしました。
うんちくが長すぎる
まず一番に思い浮かべたのは、何を食べるにもいちいちスパイスや食材について店員さんに質問を繰り返す人です。
また同行者がいることもお構い無しに、ひとつの料理を何枚も違う角度で写真を撮るなどして、心も料理も冷めてしまうような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真や動画の撮影に関しては、このような場面に限らず、わたしがじいと旅行をしたくない一番の理由がこれなのですが、移動中すぐ立ち止まり必ず自分が映り込んだ写真を撮りたがるので、動きが止まってしまうのが迷惑でした。
歴史的建造物などある程度知識があったほうが楽しめる場合もありますが、食に関しては、かえってその知識が邪魔になる場合もあります。
まずは作り手に敬意を払うことや同席者に配慮することが、うんちくを語ること以上に優先されるべきではないでしょうか。
料理の批判をする
批判をすることで、自分は『食に詳しい』アピールする人もいます。「このお肉はちょっと硬い」「ここよりもっといいモノを食べたことがある」「なぜこの店が空いているのか分かった」などと口コミや食レポで語る人。
一番タチが悪いと思うのは食べている最中にそういう文句を言う人。
はっきり言って、どんな美味しい料理を食べたとしても、そんな無神経な人の言葉ひとつで『最悪な食事』になってしまう可能性もあるというのに。
情報に縛られすぎている
これは特に年配者にありがちなことのように感じられるのが、知名度=美味しいという呪縛から離れられない人。
わたしは、他人の意見に流され過ぎるのはあまりカッコいいことだとは思いません。人がどう思っても、自分がおいしいと思うならそれでいいのではありませんか。
どこかで聞いたような知識をひけらかし、ひとくち食べては目を閉じて「んー!」といかにも大袈裟なリアクションをする人たち。こういった人たちは、グルメタレントにでもなったつもりなのでしょうか。
こういう人に限って周囲から迷惑がられていることに実は自分では気づいていない人が多そうです。どんな知識も、さりげなく披露するほうが伝わりやすいと思います。
自分の好みを押しつける
この料理はこうやって食べる、これをかけて食べるなど、オススメではなく命令口調で言う方がいらっしゃいます。こういうことを側で言われると自由に楽しく味わうことが出来なくなります。
またこの料理にはこのお酒が合うなど一方的に決めつけてくる。逆にどんな料理でもビール一択の人などもご一緒したくないです。
自分の好み=美味しいを、相手に押しつける行為もNGかと。先に『これ美味しいよ』と言われて『それほどでも』と言えない雰囲気になるのも気まずいものがあります。もちろん、その逆も然りなのは言うまでもありません。
目の前の料理を美味しいか否かを決めるのは自分自身。そこに同調圧力なんてもっての外です。
外食自慢をする
SNSに頻繁に外食の写真を載せまくっている人がいます。自分はお金がある、たくさん稼いでいるということをアピールしたいのか…食事を楽しむというより、それをSNSに投稿する、ということが目的になっているようにも感じられます。
このような人は、きっと周囲の人たちから、「また自慢してるよー」とネタにされています。というのも、その人が投稿している写真に添えられた文章などが、普段のその人のイメージとかけ離れすぎていてちぐはぐに映ってしまうこともあるからです。
そういう人は交友関係の広さも自慢する場合も多く、しかしその一方で、ときどき相手について愚痴とも取れる発言をしていることもあります。それどころか、そんな相手をいつもフォローしているのは自分だと言わんばかりの態度をしてみたり、裏表のある人も多いです。
そんな人とはこちらは張り合う気持ちもないのに勝手にマウントを取ってくる人もいます。またそのような類の人たち同士で張り合っている場面をSNSのコメント欄などで見かけることも多々あります。
もうここまでくると、『へー凄いですね。』『そうですか。』『素敵ですね。』と言って、さっさと距離を置くしかなくなります。
編集後記
さて、わたしがご一緒したくない人たちについていろいろと書き連ねてみましたが、いかがでしたでしょうか。こうやってまとめてみると、これは何も食事をする場面に限ったことではないと気づかされます。
そして自分自身も知らず知らずのうちにそんな暗黒面に陥ることが無いよう…自戒を込めて振り返ってみる必要があると思った次第です。
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