ぷつんと何かが切れて、何もかもが嫌になって、ブログサークルを辞める準備をしていた。しかしその間に、ブロ友の皆さんからコメントが入り、少しずつ冷静さを取り戻していった。
そう、、、今さらだが、、、案外わたしは律儀で真面目で、曲がったことが大嫌いだったと気がついた。
そしてよくよく考えてみたら、一見人が良さそうで実は腹黒く他人を見下していたり、虚栄心の塊だったり、本当はブランド好きな癖に、あえてビジネスライクに庶民派ぶっていたりするのが見え見えなひとに、自分の神経をすり減らす必要はないなと。
もっと自分に正直になろうと思った。
いいねしたいと思えない記事にはいいねもしないし、コメントもしない。ただそれだけのことだ。
そして、そのブログ記事に対して非難するつもりがなくとも、それを取り巻く魑魅魍魎たちの毒気にやられないように、出来るだけそのエリアに近づかないようにすればいいのだ。
食べ物と同じで、人に対して好き嫌いがあるのは仕方のないことだ。
だってどうしても生理的に受け付けない人や、いけ好かない人っているでしょ。誰にだって。
もちろん大人だから、それをその人の前で言ったりしないけど。
理解しよう、理解して貰おうなんて思ったことが大間違いで、、、わたしが変わりたくないなら、理解されなくてもいいと思う覚悟が必要なだけ。
よく自分が変わらなければ相手も変わらないと言われるけれど、自分を変えてまで仲良くしたい人がどれだけいるというのだろう。
もう、うしろは振り返らない。前を向いて、自分の好きに向かって突き進めばいい。
以前も書いたことがあるが、わたしはクリスチャンではないけれど、一度娘(長女)と行ってみたいと思っている場所がある。
それは、スペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラだ。
そこは、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教三大聖地のひとつであり、「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の終着地。
9世紀に聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓が発見されて以来、巡礼者がヨーロッパ中から引きも切らず訪れる場所だ。
わたしがこの場所を知ったのは、同じスペインのサラマンカ大学に夏期短期留学したことのある娘から。
今でこそ、御朱印集めはポピュラーになっているが、今30過ぎの娘が大学生の頃はまだまだマイナーな趣味だった。
そんなちょっと風変わりな娘が、熊野古道に友人たちと訪れ、同じ道の巡礼路であるサンティアゴ・デ・コンポステーラを知ることとなる。
世界遺産である建築物や文化財、自然遺産など1カ所だけをさすのではなく、数百キロにも及ぶ「道」の世界遺産として登録されているのは世界でたった2つ。
それが1000年以上の歴史がある「紀伊山地の霊場と参詣道」とスペインにある「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道」だ。宗教は異なれど、どちらも聖地で祈りを捧げるため、長く険しい道を人々が歩いた、当時の姿と思いが今も息づいている。
この巡礼を題材にした映画、『星の旅人たち』を観たあなたは、もしかすると、この場所に行ってみたくなるかもしれない。
こちらは映画の予告編。
もう誰かの顔色を伺うのはやめる。
わたしはわたしのやりたいようにやる。
たんぽぽの 綿毛に乗って 吹かれてく いつかあの地に 着地するまで
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