北アフリカ・モロッコの高アトラス山脈で8日夜に発生した大規模地震は、9日時点で死者が2000人を超え、同国で60年以上ぶりとなる甚大な被害が出ている。
震源に最も近い主要都市のマラケシュでは、世界遺産に登録されている旧市街で建物が倒壊。地元テレビの映像には落下したモスクの塔や破壊された車の上に横たわるがれきが写っている。
内務省によると、2012人が死亡。2059人が負傷しており、そのうち1404人が重体という。生存者の捜索は続いている。
米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)6.8、震源地はマラケシュの南西約72キロ。深さは18.5キロ。少なくとも1万2000人が死亡したと推定される1960年の地震以来、死者数ではモロッコ最多になるという。
ロイター
とても痛ましい災害が起きてしまった。
先月東京都美術館で鑑賞したマティスの創作活動にも多大な影響を与えたモロッコは、わたし自身も生きている間に一度は訪れてみたいと思っている憧れの国。
歴史的建造物はもちろん、サハラ砂漠のほかにもダイナミックな自然やヨーロッパ文化もあり、イスラム教の戒律のため比較的治安もよく観光地としてもとても魅力的な場所として知られている。
欧州やアフリカは地震が少ないので組積造や無筋の建築物が多い。それ故今回のような大きな地震が発生すると被害が甚大になる。 このような災害が起きる度に日頃から防災意識を高めることの重要性をあらためて考えさせられる。
この倒壊した建物をみても地震にはいかにも弱そうで、さらに入り込むと迷路のように迷いやすい道があったり、救助活動も困難を極めるに違いない。
日本政府は今まで通りできる限りの救助活動・支援活動を行ってほしい。
そして、一人でも多くの方々が助かることを願うしかない。
いま世界各地で異常気象や〇〇年に一度の・・・と言われる災害が増え続けているのは地球温暖化のせいだとも言われているが、このような大地震も少なからずその影響を受けているはず。
たった1人の人物のエゴのために、戦争が起き、街が破壊されいまこの瞬間にも尊い人命が奪われている。そして戦いが長引き多くの戦車や戦闘機が世界中から提供され…壊された街の復興のために他国から資金提供されたりしている報道を見るたびにやるせない気持ちになる。
いま本当に、われわれ人類がなすべきことは、みんなで知恵を出してあって、自然と共存しこの美しい地球を守っていくことなのに。
戦争なんか即刻やめて、争いに使われている資金や人的パワーを、もっと有意義なことに費やしてほしい。
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