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ルールとモラル、そしてマナーを知ること

それってマナー違反なの?

先日、ブロ友ねぇやんさんの記事で、『日本の口中調味がマナー違反ではないかと問題視されている』という、日本人としてはちょっと寝耳に水のような話を聞いて驚きました。

そう言えば後日、ママ友と今半でランチを食べた時も最後にご飯と汁物、香の物が出てきました。その日は、シェフさんから大変興味深いお話を伺う等、見た目も味も楽しめる日本の食の奥深さを堪能したのですが、ちょうどお隣にはインバウンドと思しき旅行者の方々がいらっしゃいましたが、特に戸惑っている様子も見受けられませんでした。

価値観とは?

ところで、このところ“価値観“について考えさせられることが多々ありました。然るに改めて“価値観“とは何ぞやと考えてみると、あまりに漠然として掴みどころのないものだなと。

わたしの中で価値観とはおそらく、自分自身の中にある“揺るぎないモノ“と同義で、もっと突き詰めると、アイデンティティ(identity)だと。そしてその中身は、この社会で生きていく上で必要不可欠なルールと、人として守るべきモラルと、それをより実践的に示したマナーを土台に形成されていると思っています。

ここでルールモラルの違いは何かといいますと、ルールは「違反するとどうなるか」が明確ですが、モラルは「違反するとどうなるか」が明確でないという点です。

ルールとモラル

おそらくこのところのわたしの価値観についてのもやもやは、違反しても何らペナルティのないモラルについての見解の相違に起因するものだろういうことです。

たとえば最近思ったのが、駅の構内をカートで移動するわんこと飼い主について。わたしがよく利用するJRでは一応、以下のような明確なルールが存在します。

①タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度、かつ一番長い辺が70cm以内のケース(キャリーバッグ、リュック、クレートなど)に入る犬で、ケースに収納した状態で有料手回り品として持ち込む場合に限る。

②犬を収納するケースと犬の体重の合計が10kg以内でなければいけない。

③駅構内や電車の中で、犬をケースから出すことはNGなので、抱っこやスリング、などを使って電車を利用することは出来ない。

だだ残念ながら、とある愛犬家のブログなどでは、衛生上の理由から食品を扱うフロアにペットを連れて入ることが出来ないはずの東京駅のグランスタ等で、カートから顔を出したペットの画像がアップされたりしています。

わが家も、ときどき娘②のニア(わんこ)をお預かりする時に、電車を利用しますが、このJRの基準を満たしたキャリーケースを購入して移動しています。もちろん、食品を扱うエリアで顔を出すなどというルール違反などしたこともありませんし、写真を撮ろうなどと思ったこともありません。

確かに、ペット愛好家からすれば、ペットはわが子のように可愛いのは理解できます。しかし、ひとたび食中毒を出してしまったら営業停止などの厳しい処分を下されてしまう食品を扱うお店の前で写真撮影をすることは、みんなが気持ちよく過ごすためのちょっとした知恵や思いやり🟰マナーという点で大変モラルに欠ける行為だと言わざるを得ません。そればかりか、たまたまそこに居合わせた人の中に、動物アレルギーの人が居ないとも限らないのですから。

で、ここでルールについての定義を確認しますと、本来ならこのJRの駅の構内では明確なルールがあり、それを守れないわんことその飼い主は、速やかにその場を立ち去らねばならない筈なのに、見過ごされているのが現状です。

何煩いこと言ってるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこにルールがある以上、それを守らなければ、きっといつか大きな問題が起きて、ペット利用全面禁止なんてことになりかねないと危惧しています。

曖昧なモラル

駅構内をわんこカートで移動する行為は明らかにルール違反なので分かり易い例ですが、おそらく一番厄介なのが、ルールのように明文化されていないモラルの問題です。

そうこれが、このところわたしを一番もやもやさせている、それぞれの置かれた社会的立場や環境など複合的な要素が絡み合って、『価値観の違い』という名の下に、些細なことがきっかけでモラルハラスメントが起きつつあるということです。

ここで改めてモラルハラスメントについて説明させていただきます。これは、モラルに反した言動や行為によって精神的苦痛を与えることを意味します。 精神的な暴力であることから、言葉のDVと呼ばれることもあります。 本人が苦痛を感じていても外からはモラハラの被害がわかりづらいため、発覚しにくいことが特徴のひとつです。

具体例をあげますと、

  • 相手の容姿や人間性・能力の否定、その家族への悪口
  • 周囲に人がいるところでの叱責の繰り返し、必要以上の長時間の叱責
  • 本人に聞こえていると分かっていての悪口、陰口
  • 理由のない仕事外し、職場の人間関係からの切り離し、陰湿な無視
  • 職場外での行動の監視、必要のないプライベートへの立ち入り

となります。これらの具体例を並べてみると、以前から社会問題化されている、イジメの構図そのものです。そして、わたし自身も気をつけないとと思うことは、たとえ家族であっても、本人に断りもなく、その人の職業やプライベートにまつわる話題などを安易に発信するべきではないということです。これは前回の記事、“監視されている気がする“という症状で触れた、“他人を監視する行為“が行き着く先…ストーカーなどの犯罪行為に繋がりかねない極めて危険な行為だということを自覚するべきだと思います。

実はわたし、本当に偶々なのですが、ある画像を見たのがきっかけで、とあるブロガーさんのお住まいの場所に気づいてしまったのです。もちろん、それを知ったからといって、わたし自身はそれを誰かに広めようなんて思いませんが、今の世の中、それこそいろんな価値観の人がいらっしゃいますから、『あの素敵な人に会ってみたい』なんて思う人がいないとも限らないじゃないですか。

そう考えると、昨日の話も然り…それってとても怖いことだなと。

なので、いつも華やかな生活やら、優秀なお子さんやら、お綺麗なお嬢さんの自慢話をされる方がいらっしゃるけれど、本人のことはともかく、たとえ家族であったとしても、そのプライベートを晒すことは謹んだほうがよろしいんじゃないかと老婆心ながら思ってしまいました。


最後になりますが、昨日のわたしの記事で、少なからず心を痛められた方がいらしたとしたら、大変申し訳なく思っています。

昨日は相当頭に血が登ったような気分に陥りましたが、どうやら、お互いの言葉のかけ違いだったみたいです。でも、お互い言葉を尽くすことで、わだかまりが解消したのなら、それはそれで有意義な時間だったと思ったほうが幸せになれる気がしました。心配して下さった皆さん、そして誠実に向き合って下さったあなたに、心からありがとうといいたい気持ちです。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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