ツイッターユーザーが16日、花壇のチューリップを引き抜く親子を目撃したと投稿し、注目を集めた。ファンの間で「これを育ててくれたキャストさんの気持ちを思うと、胸が痛くなる」「チューリップ可哀そう」と批判する声が広がった。
目撃者は20日、取材に対し次のように経緯を説明した。3月16日の14時50分ごろ、パーク中央に位置する花壇で、「ウェスタンランド」や「白雪姫の願いの井戸」の近くに植えられたピンクのチューリップを引きちぎっていたという。写真映えのためだったのではないかと推測する。 撮影された写真を参照すると、花を抜いたと見られるのは成人女性2人と幼い少女のグループ。ロングコートを羽織った女性が花壇に近づき、茎の根元からチューリップをちぎっているように見える。女性は少女を花壇の前に立たせると、カメラの前にチューリップを掲げ、撮影に興じていた。目撃者の投稿によれば、女性は撮影後、チューリップを花壇に捨て去ったという。
取材に対しオリエンタルランドは、このツイッター投稿を把握しているとして、次のような見解を示した。「花壇の花を引きちぎる行為について、他のお客様のご迷惑になる行為になり、パークや関連施設の営業や運営の妨げになる行為になりますので、ご遠慮いただきたいです」
現場で声掛けなどをしたか、同様のトラブルが発生したことがあるかという質問に対しては、個別のケースについては回答できないと述べた。今後については、花に関するトラブルに限定せず、他の客の迷惑になる撮影や行為を目撃した際には、キャスト(スタッフ)から声をかける場合があるとした。
Yahoo!News
わたしは『分別のつかない子供が花を摘もうとしたらそれを止めるのが親の務め』だと思っていましたが、その親自らが映えのために花を摘むなんて…非常識を通り越して嘆かわしいとしか言いようがありません。
わが家の庭でもところどころチューリップが咲き始めていますが、皆さまもご存知の通り、チューリップは球根花なので、葉や茎は普通の草花よりもしっかりしています。なので誤って取れてしまったという言い訳も通用しないでしょう。
回転寿司チェーン「スシロー」の店内で、客による迷惑行為の動画がSNSで拡散した問題。スシローに限らず、今なお外食産業全体に大きな波紋が広がっていますが、こういった日本古来の心に訴えかける性善説や自己統制をうながす呼びかけが通用しなくなってるのは、この夢の国・ディズニーランドでも例外ではないのかもしれません。
今少子化についてさまざまな方面から早急な対策が必要との世論が盛り上がってきているところですが、だからと言って『子供と一緒なら何をやっても許される』という一部の心無い方々の行動に目を瞑ることに繋がってほしくはないです。
そして、写真撮ったら花を捨てるという行為に至っては、もはや承認欲求モンスターとでもいうのか。映えの為ならなんでもありというような風潮からは自主的に一定の距離を置くスタンスが必要なのかもと思い始めています。
つまり承認欲求モンスターは、いいねや賞賛をエサに増殖していく存在なので、逆にそのエサを与えなければ自然と淘汰されていくものだと…植物を育てる過程でわたしが学んだことです。
安易に手に入れられるモノほど手放すことも簡単になってしまうもの。
モノを大切にする心。失いたくないですね。
コメント