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断捨離で捨てたモノはどこに行くのですか?

断捨離の本来の意味

近頃、巷でよく耳にする断捨離という言葉。どんな意味なのか?気になるという人も多いのではないでしょうか。

断捨離とは…物への執着を捨て不要な物を減らし、物にとらわれずに生きようとする考え方のことです。なので単に“物を処分する行為“を指す言葉ではありません。

この断捨離という言葉、元々は、ヨガの断行・捨行・離行という3つの理念から着想を得て生まれました。ヨガの世界でいう断・捨・離には、それぞれ次のような意味があります。

断…入ってくる不要な物を断つこと
捨…家にある不要な物を捨てること
離…物への執着から離れること

断捨離は、この漢字3文字を組み合わせた造語です。つまり、身のまわりにあふれる物を見つめ直し、自分にとっていらない物・適していない物・不快な物を断ち、身軽で快適な生活を得ることこそ、断捨離の本当の意味なのです

ちなみに、断捨離はヨガの教えから生まれた言葉ですが、仏教においても断・捨・離は「断=煩悩を断ずる」、「捨=物を喜捨(布施)する」、「離=執着を離れる」などといわれ、重要な言葉とされています。

また不要な物を断つと聞いて、ミニマリストをイメージする人も多いのではないでしょうか。ミニマリストは、「最小の」の意味の「minimal」と「主義者、〇〇な人」の意味の接尾辞「ist」を組み合わせた造語です。自分の生活の余分な物をそぎ落し、必要最小限の物で暮らす人のことを指します。

断捨離とミニマリストは物を手放すという点で共通していますが、断捨離は物への執着を捨て、物にとらわれずに生きようとする考え方のこと。対して、ミニマリストは必要最低限の物で暮らすことに価値を見出している人を意味します。

断捨離の効果やメリット

次に、断捨離を実践することで得られる効果やメリットについて考えてみましょう。

まず断捨離で不要な物を処分すると、部屋が片付き、すがすがしく解放的な気持ちになれます。また、物を減らし部屋が片付くことで、目当ての物が簡単に手に取れるようになり、探し物などに費やしていた時間が削減され、時間を有意義に使えたと感じられるでしょう。

断捨離によって物が少なくなれば、掃除や料理などの普段の家事が格段にラクになります。家事にかける労力が減ると、自分のために時間を使えるようになり、生活の質向上にもつながります。

そして、断捨離を通して不要な物が明確になると、その後の無駄な買い物を抑えられ節約効果も期待できるでしょう。また、断捨離による節約効果は一時的なものではなく、無駄な買い物がなくなることで将来にわたって経済的な余裕をもたらすことにも繋がるでしょう。

断捨離で捨てたモノはどこに行くのですか?

さて、個人の活動としては“いいこと尽くしに見える断捨離という行為“ですが、そもそもその意味を履き違えて、“不要なモノを捨てるという行為にだけに特化“してしまいがちだったり、もう少し俯瞰的に見てるみると、“モノを捨てるということは、そのモノを作ったり輸送したりするために使われた資源やエネルギーを、無駄にすること“に他ならず、その処分に、さらなる貴重なリソースを注ぐことに繋がってしまうのです。

今流行りの、シンプルでミニマムな暮らしに憧れつつ、現実には、“モノを捨てたり買い替えたりする暮らし“を繰り返している人が少なからずいるような(^_^;)

確かに、使わないモノをいつまでも持ち続けるよりは、さっさと捨ててしまった方が暮らしは楽にシンプルになるでしょう。ですが、そうやって捨ててきたモノたちは、その後どこに行ったのでしょう。

わたしが何かを捨てた時、そのゴミはわたしの視界からは消え去ったかもしれません。でも、それは単にゴミ収集の人が持って行ってくれただけで、わたしのゴミが蒸発してなくなってしまたわけじゃないのです。

もちろん“全てを捨てない生活“なんて不可能です。しかし、断捨離をしつつ、極力ゴミを出さない生活を目指すことは可能だと思うのです。

ところでわが家のある自治体は、数年前からゴミ有料化の実施に踏み切りました。

以下のように燃えるゴミや燃えないゴミに関しては正直高すぎるのでは?と思うような設定になっています。

ただ実際、わが自治体の広報の発表によると、

ごみの年間排出量が約15%減り、容器包装プラスチックなど無料で出せる資源物が約3%増えた。 有料化に伴う指定袋の購入で、市民1人あたり年1500円の負担増が見込まれており、指定袋に入れるごみを吟味することでごみが減り、資源物が増えたとみられる。

というように、ゴミを吟味するということに関して一定の効果が得られたと考えていいと思います。

わが家は、じい(夫)がとてもケチなので、週2回の燃えるゴミの日に出す袋は、意地でも最小の5ℓをキープし続けています。ちなみに、わが家が庭木の剪定などで出す、草や枝や幹は燃えるゴミの日に、半透明の袋に入れて出せば無料で持っていってもらえます。

今は2人暮らしになったので相対的にゴミが減ったからとも言えますが、毎日出る生ゴミは基本的にコンポストに入れて堆肥として循環させているので、無理せずゲーム感覚でゴミ削減に取り組むことが出来ています。

そしてむしろわが家の場合、断捨離というより極力ゴミを出さず使い倒す生活に向かっているかもしれません。鉢植えの鉢の植え替えをした時に出た古い土は、天日干しして、篩にかけ、鉢底石、赤玉土、土に分別し、それぞれ保存して再利用しています。いちごを包んでいた排水溝ネットはその役割を終えたあとは、本来の排水溝ネットとして使って廃棄となっています。

それどころか、少しずつではありますが、増えているモノもあります。

先日、サフランの球根を掘り上げたのですが、去年6個入れた球根が、腐るどころかとても立派な球根に成長し、分球までして増えていました。

掘り出したサフランの球根

あ、そうそう。まだ去年収穫したサフランは瓶に入れたままです。なかなか貴重品なので、何を作ろうか悩んでいるうちに結構時間が過ぎてしまいました。じいが魚介類があまり得意でないからブイヤベースとかパエリアとか作れないんですよ。なーんて最悪、料理上手なママ友にプレゼントしてもいいと思ってますけどね。

このところ毎日のようにいちごを収穫しているのですが、先日収穫した白いちごちゃん…ヘタを取ったらなんかハート型に見えてきました。お味のほうは、まあまあだったかな?でもそれより、自家栽培で無農薬の白いちごだけでも満足なところに、ハート型の可愛いフォルムがなんともレアな感じがしてしまいます。

これも元をたどれば、コンポスト堆肥からの恵なのかもしれません。

シンプルでミニマムな暮らしにも憧れますが、何もそれだけが正解だとも思いません。極力捨てずに使い回し循環させる。時代遅れと言われようと、わたしはこういう生活を続けていけたらと思っています。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

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