今朝じい(夫)からLINEがきました。
『今日も無事です。画像は喜望峰です。』
おー、ここがあの喜望峰なのか。地図でいうとこんなところ。
今回じいは、エチオピア航空利用だったので、成田→仁川(韓国)→アディスアベバ(エチオピア)経由でケープタウン(南アフリカ)入りしました。
おそらくご存知の方はほとんどいらっしゃないと思いますが、昨年末こんなニュースがありました。
2023年12月26日
[ロンドン 26日 ロイター] – エチオピアが26日、国債の3300万ドルの利払いを実施できず、デフォルト(債務不履行)に陥った。アフリカ諸国のデフォルトは、過去3年でザンビア、ガーナに続き3カ国目となる。
10億ドルの国債の利払い日は11日で、26日が14日間の猶予期間の最終日だった。関係者によると、猶予期限前の最後の営業日となる22日中に利払いが確認されなかった。
今後、20カ国・地域(G20)の低所得国の債務軽減措置「共通枠組み」にザンビア、ガーナとともに加わる見通し。
エチオピアは、内戦やコロナ禍で経済・財政が疲弊。中国を含む債権国とは11月に返済一時停止で合意したが、12月8日に年金基金、その他の民間債権者との交渉が決裂したと発表していた。
ロイター
なんとエチオピアが、デフォルト(債務不履行)しちゃったのですよ。え?これって飛行機飛ぶの?ってことで実は出発間際までヒヤヒヤしてました(-。-;
まあしかし、現地ツアーで喜望峰観光してるってことは、アディスアベバを経由したということなので、一応無事なのでしょう。
ちなみにじいに促されるままに空港送迎、現地ツアーやホテルなどの手配をして、一応それなりチェックはしたつもりでしたが、このケープタウン発着のツアーが英語ではなくフランス語だったというちょっとしたハプニングがあったようです。もっともこの方、英語も中1レベルぐらいですし、英語ツアーであろうと理解度は怪しいものなので、まあなんとかすると言っていたので心配はしていません。
じいが、ケープタウン観光で一番楽しみにしていたのがテーブルマウンテンでしたが、こちらはなかなかの波乱含みだった模様。
昨夜のウオーターフロントの帰りから朝まで大雨、ツアー出発前には、天気回復しましたが、その影響でテーブルマウンテンのロープウェイが閉鎖。
byじい
別ルートでツアー開始しましたが奇跡的に午後2時間だけロープウェイ再開して霧のテーブルマウンテンに行けました。
なんたる悪運の強さ!!(失礼)…わたしなんかこの前旭岳のロープウェイ乗れなかったのに、ロープウェイ動かしちゃったのね。
さて、話はまた喜望峰に戻ります。
この喜望峰が位置するのは、南アフリカのケープタウンから約70キロ南へ下ったケープ半島の南端。テーブルマウンテン国立公園内にあります。植物の種類は8000種を超え、その8割が、 この“フィンボス”という灌木地帯に集中しているそうです。通年、強い風が吹き、夏は乾燥して高温、冬は多雨の地中海性気候という厳しい自然環境。
植物の生命力にあふれている半島を走り抜け、突端の喜望峰に到着。観光地として開けているだろうと思いきや、「CAPE OF GOOD HOPE」というシンプルな看板と、小さな記念碑があるくらい。
ちなみに喜望峰はアフリカ大陸の最南端と勘違いされがちですが、最初の写真の看板の説明にある通り、実は最南西端。アフリカ大陸の最南端は喜望峰から約150キロ南東にあるアグラス岬になります。くわえて、冷たい大西洋と暖かいインド洋が出合う場所も、ここです。
Googleでこの場所の口コミを見ていたら、こんな素敵な感想を書いている方がいらっしゃいました。
Beyond the words of humans, a life changing place.
(人の言葉を超えた、人生を変える場所)
さて、この岬が喜望峰と呼ばれるようになったのは、当時のポルトガル王が、当初の「嵐の岬」を、冒険者や挑戦者など危険と隣り合わせの中で一攫千金を狙う「希望の岬」と改名したからだと言われています。
きっとこの場所に立ったとしたら…映えだとかドヤ顔とか、世界遺産だイェーイなどと言ってる自分が恥ずかしくなる気がします。
古の人たちがどんな思いでこの岬を見つめていたのか。少なくともいま、命の危険を感じる必要もなくここに立っていられることの幸せを感じることが出来るに違いありません。
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