今回の金沢遠征も前回同様ホテル日航金沢の利用。
初期にはクラウンプラザに泊まったこともあるが、金沢で宿泊するならトータルでみて、ホテル日航を上回るところがなかなか思いつかない。特に新幹線で移動の場合、駅近なので時間が無くても飲食やお土産など駅ビル内で全てが完結するのも便利。バスもほとんどの路線がここを起点に発着するという点でもいろいろと使い勝手がいい。
そしてホテルは金沢駅兼六園口(東口)の眼前にそびえ立つ地上30階、北陸最高層のランドマークビル。客室は全て17階以上となっていて城下町金沢の美しい街並みが一望できる。この日は美しい日の出をみることが出来た。

そしてこのホテル宿泊の最大の楽しみのひとつが、
地物食材を使用し、金沢の郷土料理をはじめとした和洋バイキングだ。宿泊客以外でも大人4,200円、小学生2,100円、幼児1,000円で利用可。

近隣のビジネスホテル等に比べると多少割高に感じられるかもしれないが実際に利用してみればその充実ぶりに納得するのではないだろうか。
とは言え、わたしはいつも朝食付きプランで予約しているので宿泊時に利用するのが一番お得だと思っているけれど(*´ω`*)
それではわたしがこの日食べたものだけちらっと。こちらは加賀野菜を中心としたお惣菜コーナー。手前にあるのは“金時草のおひたし“これ市場で見たら、1束500円ぐらいしていたので見た目以上の価値があるのよ。それともずくには紅ズワイ蟹の果肉がちゃんと入っていて、よくあるカニカマ入りとは一線を画す(笑)





写真が見切れしてしまったが、“野菜蒸し“の隣りが、“金沢ブイヤベース“で、文字通り地元で獲れた魚介をふんだんに使ったブイヤベースである。
そしてこちらも地元野菜とシーフードによる前菜の数々。合鴨とかぶ 金澤ハチミツを使ったハニーマスタードマリネ、ムール貝のエスカベッシュ、シーフードと金沢春菊のレムラードなど。

料理はどれも地物中心でオーソドックスな料理でも素材がありきたりではないところが好感が持てる。家庭ではなかなか入手出来ない新鮮で高級な地元の食材をふんだんに取り入れているので違いの分かる人ほどこのビュッフェの真価を感じられるのではないだろうか。

フルーツとデザートはそれほど種類は多くないが、特にデザートは甘さ控え目で食べやすい。
これは自分たちが食べたものだけなので、この他、お粥、カレー、クラムチャウダー、パン各種、サラダバー、ハム、ウインナーなど定番メニューも充実。ライブキッチンでは、オムレツと車麩のフレンチトースト等も提供されていた。

最後に、加賀棒ほうじ茶アイスとコーヒーでフィニッシュ。

この写真をご覧になり、あら、きょうさんせっかくのビュッフェなのに控え目じゃない?と思った方もいらっしゃるかもだが、わたしも、もういいお年なので、腹パンまで食べないように…最近では腹8分目ぐらいを目安に頂くようにしている。
特に普段の外食と違って旅先だと、朝から目一杯食べてしまうと眠くなったり、お腹が痛くなる可能性もあるので気をつけている。それに立ち寄った先で、初めて見る美味しそうなものに出会った時に、ちょっと味見してみたくなることもあるかもしれないし。
人生も旅も常に一期一会なので、その時々のチャンスを逃がさないよう、常に腹8分目の精神でいたいと思っている。
以前もこのブログで述べたかもしれないが、わたしはビュッフェで元を取ろうなどと思ったことはない。それを生業にするフードファイターみたいな人はともかく、店側とて赤字にならないような工夫をしている筈で、しかも食べ過ぎて気持ち悪くなったり、お腹を壊してしまったら本末転倒じゃないですか。
それなら潔く、コスパなど考えず、自分の食べたいものを自分の胃袋と相談しながら美味しく頂けばそれで十分かと思うのよね。
いま世に蔓延る“コスパ厨“の皆さんそれぞれに異を唱えるつもりはないけれど、わたしはわたし、コスパだけでは得られない“心を満たすこと“をたくさん積み重ねていきたい。
だって、わたしだって突き詰めれば、いつお迎えがくるのか分からないじゃない。そう考えたら、今あと先考えず食べて腹パンが最後の記憶だとしたら後悔が残るもん(笑)
さてホテル日航金沢のチェックアウトは12:00なので、ちょっと腹ごなしに近江町市場を散策することに。
実はこのホテルのロビーもなかなか立派でね。多少年季は入っているものの4つ星ホテルなりの品格を保っている。

わたしより9歳上のママ友もいることだし、主婦って何かと気苦労も多い立場なので、時には“いのちの洗濯“も必要だと思うのよ。

あ、そういえば先日ある人が、
『たまに1人でご飯を食べたいとかは1ミリも思わないんだけれど…』なんて誰に向けていった嫌味だか分からないことを言っていたが、これってもしかして、“おひとりさま“を若干ディスってる?まさかとは思うけど(笑)
つい先日まで半月ほど、夫が海外ひとり旅している間、毎日1人でご飯食べていたけれど、めちゃ楽しかったし、また時々こんなふうに“おひとりさま“を満喫したいと思っている。
もちろん仲良し家族もいいに違いない。でも人っていろんな特性の人がいて、きょうさんみたいに、時々ひとりの時間が無いと息苦しさを感じる人もいる。だからといってその仲良し家族の人たちに、ひとり時間が好きな人を“論外だ“みたいに言って欲しくない。
おっと…暴走、暴走。トランプがくるぞー(笑)
近江町市場は、ホテル日航金沢からだと1キロ弱のところにあって徒歩15分ぐらい。
意外なことにわたしとママ友ここに来るのは今回初めてだった。朝食を早めに済ませたこともあり、まだそれほど市場は賑わってはいない。

そいえはここは最近観光客向けで高いと言われているけれど、それは一体何を指して高いと言っているのだろうか。

たとえば、ここに鰻の蒲焼が写っているけれど、鰻って国産なら特にどこでも高いですよね。買わないので写真だけ撮るのは申し訳ないので撮らなかったけれど、

今旬の加能ガニが高いのは仕方がないこと。
北海道だってカニは高いじゃないですか。地元のスーパーだって。
あ、この前、天草の宿で鮑を食べたけど、この徳島産の鮑だって、べらぼうに高いとは思わないけどなぁ。

で、われわれお土産というか、その日の夕方家で食べるのにおあつらえ向きな格安で美味しいお弁当を買って帰ったのよ。

わたし、某スーパーの格安弁当って数えるほどしか食べたことないけど、まあ値段にしては頑張っているとは思うけど、老舗ホテルのレストランや割烹や料亭と比肩するとは全く思わないのね。
でそういう意味でいうと、この近江町市場で売られていたお弁当はまさに地元の新鮮な食材の良さを十二分に生かした素朴ながらとても美味しいお弁当だった。中途半端な駅弁を買うよりよほどお得だと思ったけど。
ということで市場でママ友は家族の人数分のお弁当を買って、わたしは鯛めしと、どじょうの蒲焼、地元のスーパーで金沢おでんを買って新幹線に乗り込んだ。
なんかねーママ友がわたしが、要らないっていうのに、あんころ餅を買ってくれてね仕方ないから、お茶飲みながらどじょうの蒲焼きと交互に食べたわよ。

ってことで慌ただしくも楽しい旅は終わりを告げた。
翌日きょうさんは、おひとりさまの最終日を心置きなく満喫しましたとさ。
おしまい。
あ、そういえば、まだ熊本の旅終わってなかったーΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
でもでも(笑)…明日からニアをお預かりするから、またしばらくお休みするかも(=´∀`)
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