旅の最終日。昨日のレストランでの盛り付け失敗をリベンジ。
朝から食べすぎですね。
でもしばらくは鹿児島の郷土料理も食べられないですから、しっかり味わいたかったのです。
それにしても鶏飯(けいはん)盛りすぎでした。お粥とかお茶漬けとか好きなんでとても気に入りましたよ。
そして鹿児島に来ることがあったらまたこちらのホテルに泊まりたいです。朝食だけでなく、他の料理もかなり良さそうです。
と言った余韻に浸る余裕もないぐらい本日もハードスケジュールです。とは言え、いつも運転は友人が担当なので彼女のほうが大変ですよね。
今回の旅をするにあたりわたしは2人の友人に助けられました。
近所の友人には手術後の退院時の送迎などいろいろとお世話になりました。
そしてもうひとりの友人には飛行機とホテルの手配以外は全てお任せにしました。
わたしが今こうやって元気に旅をしているのも彼女たちの助けあってこそ。
残念ながらわたしは配偶者には恵まれませんでしたが、子供たちや優しい友人がいるので十分幸せを感じています。
さてそんな友人がレンタカーで本日一番最初に連れてきてくれたのがこの城山公園です。こちらはあの西郷さん終焉の地として、そして鹿児島市街や桜島を見渡せる絶景スポットとして有名な場所です。
ここは行幸の記念碑もあります。そしてまた桜島を振り返る。
火山繋がりか?鹿児島とナポリは姉妹都市なんですね。
ナポリを見てから死ね
なんて諺があるくらい風光明媚な地として知られるナポリ。この諺と同様、鹿児島における桜島はこの土地にとって欠かせないマスターピースなのだ。
西郷さんがここを終焉の地に選んだのもそんな心境とは無縁ではなかったはず。国破れて山河あり。最後は
桜島を見てから死にたい
と思ったとしても不思議ではない。
うおーアンタ浸ってる場合じゃないのよ。と友人が言ったわけではないが、次があるのよ。
今日はとてもいい天気なのでやはりこちらは外せないでしょう。
仙巌園に行ってきました
今は菊の時期なんですね。菊、、、別に嫌いじゃないんですが、菊人形をみると犬神家の一族のあのシーンを思い出してしまうの。あのドラマ初めて見た時は暫く夜ひとりでトイレに行くのが怖かったです。なにしろうちの田舎ときたら藁葺き屋根で厠が外にあるような作りだったので、もうその不気味さといったらありませんでしたよ。
そうは言っても菊に罪はございません。こちらの菊はとてもきれいですよ。
実はわたし建築好きで庭園好きです。
ここに一日中いても全然飽きないでしょう。
こちらからも桜島がよく見えますね。
言葉を失い、一心不乱に、シャッターを切り続けました。どこまでが人の手かどこからが自然の為せる技なのか、、、その境目が曖昧な空間を彷徨っていました。
この辺りは分かりやすくていいですね。
もう少し紅葉が増えてくる頃にはどれほど素晴らしい景色に変わっているのでしょうか。
三寒と四温を重ね色づいてよいの紅葉が風に揺られむ
はいはい、まだまだ千本ノックは続きます。
白金酒造は創業明治2年、鹿児島最古の焼酎蔵です。
創業以来この蔵で、昔と変わらぬ焼酎造りが行われています。
ガイドのお姉さんの説明を聞きながら、ここでもシャッター切りまくりです。
こちらでは登録有形文化財である石蔵の焼酎を作る過程を知り最後に試飲出来ます。
大変申し訳ないのですが運転手の友人は試飲は出来ません。ここはせっかくなので心を鬼にしてひとり試飲いたしました(ごめんなちゃーい←心がこもってないなんて言わないでね)
いも焼酎は麦などで作る場合の5倍の芋が使用されています。
実は西郷さんとも縁が深く、西南戦争目前に蔵を訪れた彼は同酒造の焼酎を全て買い占め、最期の夜に飲んだという逸話も残されているぐらいです。
こちらでは蒸留の過程をわかりやすく再現してくれています。
洗って蒸した芋を寝かせるところです。ちゃんと布団を掛けるのですよ。
この木樽を作る職人さんはもうこの地方でもひとりしかいらっしゃらないそうです。
美味しい焼酎を造るにはこれだけの手間暇が掛かっているのだと初めて知りました。
こちらが今回試飲させていただいた焼酎さんたちです。
白金の露は西郷さんが最後に飲んだ焼酎と言われています。
一番人気はなんといっても和助でわたしも飲んでみて飲みやすいと思いました。
せっかくなのでここでお世話になった友人のご主人がいも焼酎好きなので石蔵の白麹バージョンを購入しました。
あーもうまだ半分も進んでいなのですが明日は仕事のなので今日はこの辺りで。
おやすみなさい。
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