このブログを読んでくださってる方々の中に、どれくらいバンコクに行ったことがある方がいらっしゃるか分からないけれど、、、ここ数年すっかりご無沙汰しているこの街で、とても寂しい出来事があった。
バンコク一の繁華街、サイアムのISETANに続き、そこから2駅くらいのところにある東急も撤退するという。
地元の新興資本の攻勢で押され気味だったところに、コロナ禍がダメを押したカタチだ。日系デパートに行く外国人が激減し、収益が悪化したのだろう。
わたしの中では、世界一のホスピリタリィだと思うバンコクのオリエンタルホテル。また泊まってみたいと思っているが、円の価値が下がった今となってはもう手が届かないかもしれない。
そして、何かと不安な旅先で安心感を与えてくれた日系デパートもどんどん消えていく。
国内も、そして海外でも、次々と古き良き時代の日本が失われていくような一抹の寂しさを、、、通勤途中のネットニュースを見ながら感じてしまうなんて、、、なんて憂鬱な月曜の朝なんだろう。
今日はこの仕事を始めてから、初めて仕事に行きたくないと思ってしまった。
そんな異国の街の日系デパートが撤退したことぐらいでと、きっと大半の人は大袈裟に感じるようなことかもしれない。
でも人それぞれ感性は違うし、私はなんだかとても悲しくなってしまったのだ。
過ぎ去った時間は2度と戻ってこない。寂しさとは、身近な場面だけではなく、遠い異国で起きたほんの小さな景色や風や匂いの移り変わりだけでも感じてしまうものなのだ。
またいつかあの街に行けるだろうか。なんてこのところどうもすぐ感傷にひたるモードに入っているようだ。
さて、沈んでばかりもいられないので、今朝もしっかりお弁当を準備しました。
どんなに悲しくても、食べることだけは忘れてはいけないから。
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