なぜ『リゾートしらかみ』なのか
一度は乗ってみたい列車、リゾートしらかみ。秋田から日本海の海岸線を走り、本州の果て、青森へ。この列車に乗るために、遠くから多くの人がやってくると言われています。実際に乗車して体験してきました。
リゾートしらかみの、橅・青池・くまげらの3種類の車両タイプは上り・下り1本ずつ運行しています。
今回わたしたちが乗車したのは青池でした。
ただし、毎月3タイプの車両の内、一つの車両がローテーションで運休になる日もあります。
最低でも4車両が毎日運行しているリゾートしらかみですが、目当ての車両が運行していない場合もあるので、事前に運行日などをチェックしておきましょう。
今回ボックス席を狙っていたので、事前にキュン❤︎パスを予約発券して、ボックス席を指定する為にみどりの窓口に並びました。この日が平日だったので、僭越ながらズブの素人のわたしが鉄子の代理を務めさせていただきました。大学入試の共通一次受験以来の緊張でした(年がバレてしまいそう)。
併せてこの時、とき301号の指定券の発行も済ませました。
ちなみに、このキュン❤︎パス、あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・特急列車などの普通車指定席に2回乗車可能となっています。
なのでグリーン車利用のいなほ1号は、別途鉄子が、グリーン券の購入をしてくれました。
にしても通常、辻堂→青森を東京から新幹線を利用した場合、片道だけでも18,130円なので、平日限定ではありますが、10,000円でJR東日本管内を1日乗り放題というのはいかに破格の設定かということがお分かりいただけるかと思います。
ということで、今回わたしたちのように始発利用で新幹線だけを利用した場合、青森まで行っても十分日帰り可能なスケジュールを組むことも出来るのです。
ですが単純に目的地に早く着くことだけが旅ではないということは、いつぞやの四国での観光列車の旅の一件でお分かりいただけたかと( ´ ▽ ` )ノ
はあ、またぞろ前置きが長くなってしまいましたよ。
リゾートしらかみを堪能!?
無事、リゾートしらかみ5号に乗車したあとは以下のスケジュールで進行していく運びとなるのですが…。
秋田駅で食事をした時のレシートで、鉄子がくじを引いたら、こんな可愛い秋田犬のぬいぐるみをゲットしちゃいましたよ。
そして駅構内もなかなか賑やかでした。
またいつかゆっくり訪れてみたいものです。
能代駅のホームでは、バスケットのフリースローに挑戦できるのですが、わたしたちが乗っている5号は、停車時間が1分しかないので今回はスルー(^◇^;)
この日は元々終日雪または曇りの予報だったので景観のほうはそこまで期待していませんでしたが、それでもこれはこれでなかなか趣きのある景色です。
ここは、津軽藩の殿様が千の畳を敷いて宴会したという千畳敷海岸。よく晴れた日の夕暮れ時には、「日本の夕陽百選」にも選ばれた絶景を望めるのだとか。そしてまた、この冬の冷たく厳しい風の中、まばらに見える観光客が、かえって旅情を誘います。海もまた、いろいろな感情を呼び起こしてくれます。こういった風情を感じられるのも列車旅ならではかもしれません。
千畳敷駅で日の入りを迎え、外は一気に暗闇に包まれていきました。
グレートオーシャンロードの思い出
冬の日本海の荒涼とした景色を眺めていたら、ふとグレートオーシャンロードに行った時のことを思い出しました。
「世界で最も美しい海岸道路」と呼ばれる、グレートオーシャンロード。メルボルンから南西に約90km、サーフィンのメッカでもあるトーキーからアランスフォードまで、約260㎞に渡って続く海岸道路です。
グレートオーシャンロードの最大の見どころは、ポートキャンベルの近くで見られる「12人の使徒」や「ロンドンブリッジ」「ロックアードゴージ」な どの海中からそびえ立つ奇岩群。波と風雨が長い歳月をかけて創り上げた自然の造形美が見られる、ビクトリア州内きっての人気観光地です。
地球の至る所で、気の遠くなるような年月を費やし、現在進行形で自然の創作活動が続いています。
グレートオーシャンロードといえば、日本では、あのミスチルの最大のヒット曲、Tomorrow never knowsのロケ地としてよく知られています。今改めてこの曲を聴いてみても、時代を超えて色褪せるどころかますます輝きを増していくのではないかと思えます。まさにこのグレートオーシャンロードのようにどこまでも続いていくのではないでしょうか。
ということで、意図して出し惜しみしている訳ではないのですが、まだ1日目の旅が終わりませんが、あともう少しだけお付き合いくださいませ。
しかし、もうそろそろ眠くなったので、また明日。
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