ラウンジでのアフタヌーンティーを終え、一旦部屋に戻る前にせっかくなので腹ごなしを兼ねて、館内の気になる場所を何箇所か見て回ることにしました。
皆さんはご存知でしたでしょうか?
ここ雅叙園にはなんと総額およそ1億円の超高級トイレがあるということを。
わたしが今までこの施設に訪れたのは、百段階段の企画展で2回のみで、そのときは話に聞いていたもののバタバタしてその話題のスポットには行きそびれていました。なので今回は満を持して行ってまいりました。
ジャーン!!これがそのトイレの入り口です。あまりにも豪華すぎて勝手に入っていいのか疑うレベルです。
ちなみにわたしはおばさんなので女子トイレにしか入れません。そして変態な趣味でトイレの画像を撮ったんじゃありませんよ。けっして怪しい者ではありませんから。
はい、ここから左のほうに入って行きますよ。
先に進んでいくと、生花が美しく飾られています。
そして朱塗りの橋がかかっていますよ。
そして上を見上げると天井画まで。
洗面台もレトロモダンなデザインです。
トイレの内側からみたドアのデザインも可愛らしいです。さすがに便座は現代の最新式のものなので撮影しませんでした。
そして結局使うのがもったいなくて、撮影だけして部屋に戻ってから用を足しましたよ。
いわゆるトイレらしい雰囲気が一切感じられない綺麗すぎるトイレでした。ちなみに、この1億円トイレは総工費と美術品を合わせた金額ということです。
それからお約束の滝の前での記念写真を撮ってみたり、
浴衣を着た若いお姉さんたちが映り込んでいたり、
ちょっと小道に入りこんでみると、
滝の裏側から向こう側を覗くことが出来たり、
翌朝の朝食後、9時からのアートツアーの集合場所で待っている間に、金色のうさぎさんと一緒に撮ってみたり、
あの階段の中央のところに立って微笑んでみて〜とか言いながら、
友人を被写体にしてカメラマンごっこをして楽しみました。
写真は撮られるより、撮るほうが断然楽しい♪皆さんはどちらがお好みですか?
とにもかくにも流石ミュージアムホテルと謳うだけのことはあって、どこもかしこもフォトジェニックなスポットだらけです。
たった1泊2日のホテルステイなのにこれほど濃いホテルライフを満喫出来るなんて、本当凄すぎます。
さて、流石にトイレの話題だけで終わらせるのは肩透かしだと思いますので、少しだけ本筋の話題をさせていただきます。
と言った矢先に、また話がそれてしまうのですが、宿泊者専用エレベーターも扉や内側に至るまで見事な螺鈿(らでん)細工が施されてることにどうしても目がいってしまいます。
螺鈿とは、夜光貝・オウム貝・アワビ貝など貝殻の真珠色の光を放つ部分を切り、漆器などの表面にはめ込む装飾です。この時、漆の接着力を使って貝を貼るのですが、はめ込まれた貝は光の当たり方により虹色に変化しとても美しく輝きます。現在、この螺鈿を手掛ける職人さんが国内では激減していて、雅叙園の螺鈿の修復には韓国から多く職人さんたちが集められ作業に携わったそうです。
はい、ここでやっと本筋に戻ります。
今回、宿泊者の朝食会場は、ひな祭りの企画展の時にも訪れたことのあるKANADE TERRACEです。その時はランチを頂きましたが、ラインナップは大体同じで、それに朝食らしいメニューが少し加わる感じでした。
わたしたちは主に和食の小皿を選びました。焼き魚は3種類の中から選べ、目の前で炭火で焼いてから提供してくださいました。
その他、オムレツやグリルのメニューはテーブル番号を伝えると出来たてを届けてくださります。
デザート類もいろいろありました。この中だと、友人はすいかのジュレを絶賛しておりましたよ。
朝から好きなものを好きなだけ食べられるのは幸せですね。
そして、店内の装飾は解放感があって、
わたしたちの案内された席からは、滝を見ることが出来ました。
さて朝から美味しい朝食を頂いて、少し部屋で寛いだあと、今度は宿泊者用のアクティビティに参加することに。
元々以前からこちらのホテルではさまざまな催しが提供されていたのですが、コロナ禍で今は一部のアクティビティのみ行われています。
そんな状況ですが、今回参加する雅叙園アートツアーだけはずっと継続して行われています。これは、1928年(昭和3)年の創業以来、大切に残されている絢爛豪華な美術品の数々を、ホテルスタッフの解説付で見学するものです。
雅叙園アートツアー [ 開催日時 ] 全日 9:00~ [ 所要時間 ] 平日 約90分/土日祝 約45分 [ 定 員 ] 各回15名様 ※先着順となります。 [ 料 金 ] 無料 [ 集合場所 ] 1階 宿泊者専用エレベーター前 [ ご予約 ] ご利用日前日の17:00までにフロントへご連絡ください。
コロナ禍以前はこの他、抹茶お点前やモーニングヨガなども行われていたようです。
ふう。出来ればこの記事で終わらせようかと思ったのですが、そうするとかなり端折って説明することになりそうなので、アートツアーと、百段階段については明日に持ち越しさせていただきます。
アートツアーの模様を楽しみにされていた方には先延ばしして申し訳なく思っておりますが、せっかく撮った美しい画像や動画を少しでも多く共有する為とご承知おきくださいませ。
さて、最後にアートツアーについてひと言。こちらのツアー上記の説明をご覧になって気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、平日と土日祝では所用時間が大分異なります。これは、大巳殿、和室宴会場という特に価値ある装飾が施されたお部屋が平日のみ見学可能となっている為です。
旅人としては、平日は宿泊費も比較的リーズナブルなところに、無料のアクティビティも平日限定で見学できる箇所があるということは、実はあまり広く知られたくないことだったりします。これも一種の裏技みたいなものかもしれません。
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